2009.12.25開設 更新 2023/2/8 旨い酒と 旨い肴しかない 至福の酒房
・・・居酒屋小麦 (藤沢市)・・・・
小麦の場所はここ
小麦をこよなく愛する酒楽人の呑み食いレポートですここ数年コロナ禍で一年に一度に激減してしまいました
壁の写真の3点は私の作品です
月替わりで展示させてもらっています
飛露喜 十四代 田酒がいつでも呑める、
最近人気の新政酒造の酒や鍋島・而今のいろいろな銘柄もずらり、
それにも負けない旨い地酒がいっぱい、定員12名の店に60種以上、しかもどこよりも安い、
焼酎党には感激のプレミア物もずらり、
厳選された魚 酒に合うひと味違う気の利いた肴、感じの良い亭主
料理も旨いから女性にも人気、御夫婦客も多い、
亭主の人柄がいいから和気あいあい
もう旨い酒と酒亭を探す必要はない 至福の居酒屋、酒好きの極楽
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呑呑み気を誘う夜の店頭 (転居前の店) 60銘柄以上の旨い酒だらけ プレミア焼酎ずらーり 和気あいあいの亭主とお客
今までの報告 第1報 生きながらに極楽発見
第2報 呑みに呑んだり17酒
第3報 旨くて安い酒コンテスト & 飛露喜愛山一番呑み
第4報 辛旨酒考& 昇龍蓬莱に惚れました
第5報 旨味が乗ってきて大当たり & また惚れた旨い燗酒 「天青吟望」防空壕貯蔵、一目ぼれの「月山」
第6報 燗酒の逸品 「王禄 丈径」 「月山」
第7報 「醸し人九平次くだんの山田 こんなに旨かったのか!」惚れた!
第8報 日本酒度+20でもコクがある 「ばくれん白ラベル」 &千客万来 多士多才
第9報 新酒の季節到来 お気に入りの新顔酒・常連酒続々&長年の禁を破らさせた誘惑肴
第10報 逸品酒続々登場 & 逸品珍味も登場
第11報 旨い酒を呑んで震災援助
第12報 極楽の至福コース (2011/7/13)
第13報 またまた新政酒造 亜麻猫最上級のお気に入り
第14報 ついに逢えた 悦凱陣、 久しぶりの赤ほや
第15報 初対面酒大健闘
第16報 新酒に季節です ひやおろしも味がのってます 魚も脂がのってます
第17 報 お久しぶりです、 旨い酒呑んでますよ
・・・・・しばらくお休みします 2012.5.20・・・・・
第18報 久しぶりの更新
号外 悦凱陣
号外 新政 元旦絞り
第19報 新政160 新政No6 王禄山田 鍋島荒ばしり
第20報 花の大関花陽浴(はなあび)誕生、 1年ぶりの久礼
号外(2013/4/5) 日本酒 の底力 微生物と新政の匠の技
第21報 またまた日本酒ワイン・・・茜孔雀微発泡
第22報 焼酎に開眼
第23報 旨い日本酒 呑んでますよ お気に入り新顔 御湖鶴 & ベスト〆焼酎一番橋
第24報 ここまで出来る日本酒 ここまでやるか日本酒のラベル
第25報 被災の酒東洋美人437 個性的どくれ
第26報 待ってました ひやおろし!味がのってきました 森伊蔵も呑みました
第27報 〆め焼酎のベストオブベスト 長雲古酒2005年 肴はゴジラ
第28報 久しぶりの新政オンパレード
新政いろいろ
第29報 大横綱級 お気に入り登場 神亀古酒
第30報 2014年 小麦初詣
第31報 異変 女性に占拠された小麦
第32報 正月酒 田酒純米大吟醸斗瓶取
第33報 亜麻猫尽くし 亜麻猫改 亜麻猫オーク 亜麻猫 これはワインでしょう!
第34報 純米らしい、生?らしい、生原酒らしい、熟成らしいお酒 現る
第35報 芳醇辛口酒とは
第36報 新生 昇龍蓬莱は 白麹仕込のワインです
第37報 江戸時代の酒?
第38報 やっと会えた レアもの新政 山ユ、でもなぜ4合瓶異議あり!
第39報 超常連Sさんの定年祝い
第40報 久々に初対面のお酒とびっくりつまみ
第41報 酵母無添加・自然醸造の玉川の志しと味と価格に感激
第42報 玉川の熟成酒に感激、 嬉しい珍味3品
第43報 日本酒の三ツ星級フルコース
第44報 玉川VINTAGE追加報告 常温で呑んで驚き!水が酒になる?
第45報 玉川2010寅 VINさんの息子です
第46報 悦凱陣2酒に嬉しく、初顔 恵信にびっくり
号外小麦さんで生中ビールサービス実施 5/18~6/1
第47報 最近のお気に入り新顔
第48報 今日は陶芸仲間とワイワイ ワッハッハッ, 本マグロ尽くし 旨さと安さに大興奮
第49報 異変の国権秋あがり お気に入り
第50報 アナゴ尽くし 白焼・押しずし それに刺身
号外 小麦新装開店 2月23日!!小麦が新しい店に移りました小麦に行かれた感想をEメールして下さると嬉しいです hiroemonnjp@yahoo.co.jp 第51報 変わった酒五十嵐
2017/3/20
最近初めての銘柄の挑戦することが少なく、お気に入りの銘柄を呑むことが多くなってしまいましたが、今日は珍しいお酒を呑みました。
五十嵐 山廃純米直汲み ・・・埼玉・飯能・五十嵐酒造、 27BY 日本酒度+1 酸度1.6
口に含むとまずさらっと入ってくるので淡麗辛口タイプかなと思っていると濃醇なうま味がかすかな苦みを伴って広がってくる、しかもかすかなちりちり感があるので辛口に感じる。2年寝かされていたのに開栓するときポンッと音がしするのでガスが残っているのだろう。このちりちり感はガスによるものと分からないくらいわずかなので、苦みと合わさって辛口に感じさせるようだ。
この独特な辛口感と少し高い1.6の酸度と日本酒度+1の濃醇なうま味が混ざり合いユニークな芳醇辛口な味になっっている。飲み込んだ後もしばらくうま味と苦みが漂っている。
変わったお酒だけど気に入ってます。
実はこの酒は家呑みように小麦の大将に分けてもらったもので、夕食後テレビ見ながらののくつろぎの一杯に、つまみもなしにチビチビやるのにうってつけ、すっきり感とうま味と苦みが何とも絶妙で後を引かない。
ただし開栓して1週間もするとちりちり感は薄れていきうま味が勝ってくる。
ネットで調べたら五十嵐酒造の酒銘柄は天覧山でこの「五十嵐」若い(30数才?)の女性杜氏がここ数年手掛け始めたものらしいく、主銘柄の天覧山とは異なる味に挑戦しているので別銘柄にしたらしい。
まだ量が少ないので小麦さんも一本しか手に入らず、私がもらったので今は小麦さんにありません第50報 アナゴ尽くし 白焼・押しずし それに刺身
初体験アイラのウイスキー 気に入った
2016/10/30アナゴ尽くし・・・・今日は久しぶりにアナゴがメニュー載っていた、以前はよく出ていたけどいつからか見なくなった。亭主の話では高くなったからだそうだ。今日はしかも刺身 白焼き 押しずし のアナゴ尽くしが贅沢に楽しめた。
特に珍しいのは刺身、変わった触感、柔らかいけど噛みきりにくい、噛み切りにくいから噛んでるとうま味がじわっと出てくる口いっぱいに広がる、慌てて飲みかんだら損する、白身魚の旨味、確かに白身魚のようにきれいに半透明に透けている。
めったに口にできない旨いものを出してくれるのも亭主の楽しみなんだろうな、有難いことです。
アイラ島のウイスキー ラフローイグ・・・
ウイスキーと言えば水割り、それも付き合いかその場しのぎで飲むだけで、おいしいと思ったことは今までない。
赤だ白だ角だ達磨だとわけもわからずサントリーのウイスキー呑んでいた記憶はあり、その当時高級なウイスキーといったらジョニ赤だ黒だといってわけもわからず有難がっていた記憶もあるのは大昔。それ以来おいしいと思わないから自分の意志でウイスキーを飲んだことはない。
ある日小麦の棚の上に見かけない英語のラベルのボトルが目についた。訊いてみるととても変わった香りと味のウイスキーで、スコットランドのアイラ島というところのラフローイグ、小麦が置いているのだからただものではないと思ったので飲んでみた。
なるほど変わってる、香りが変わってる病院の匂い見たいで好感は持てない、味は・・・ややっこれはすごい 旨い お酒でいえば濃醇、うま味がある、サントリーと全然違う、気に入った、香りはすぐに感じなくなってしまった、こんなウイスキーもあるんだ!! 小麦さんにまた勉強させてもらいました。
すっかり気に入って、KYリカーで探して家飲みしています。
ちなみにこのウイスキー売れるの と訊いたら ほとんど売れません 私が飲みたくておいてるんです って、小麦の大将も商売とは別に酒が好きなんだ。
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第49 異変の国権秋あがり お気に入り
2016/10/3国権・・・
国権はここ数年小麦でも人気の会津の酒で、同じく会津の酒で 小麦で人気の写楽がありますが、この写楽と国権は小麦さんに登場する以前今から10年ほど前から私のお気に入り酒だったのです。
写真撮影のホームグランドとして裏磐梯には毎年のように出かけていますが、そこで知りお気に入り酒になったのが写楽 国権、それと猪苗代の七十郎 でした。七十郎は裏磐梯に行く途中の猪苗代駅の近くにある稲川酒造で作っているので、いつも蔵で直接買い求め宿に持ち込み毎晩晩酌する酒です。
写楽はその後他の蔵に吸収され、しばらく味も以前とは違ってしまい呑まなくなり忘れていましたが、数年前に突如小麦さんのメニューに現れたので、懐かしいやら驚くやらでした。味も以前のような福島の酒らしいどっしりした私好みになっていましたので、今もしばしば愛飲しています。
さて前置きが長くなりましたが、縁浅からぬこの国権から「私好みの」域を超える「お気に入りに」の上位に入る酒が出ました。
「国権純米吟醸秋あがり」・・・この国権は今までの濃醇糸とは全く異なる山廃的 古酒的味香りの辛口酒で、私のお気に入り上位の「玉川VIntage」に似ています。最初はさらっと入ってきてそのあと山廃的味がもわっと広がってきます。古樹の趣を感じさせるいぶし銀のような渋い感じです。ぬる燗にすると最初からいぶし銀になります、この辺もVintageとそっくりです。なぜこういう今までと違う酒になったのでしょう煌酵母(キララ酵母)というのを使っているからでしょうか。
ちなみに小麦さんでは、人気の国権の秋あがりということで大いに期待してみなさん一度は呑みますが、次はないそうです、そうでしょういつもの国権と違いますからね、おかげで当分独占的に楽しめそうです。
新政元旦絞り とフレンチ風カレイのマリネ・・・
もう元旦絞りが出たの? いえいえ今年元旦のですから元旦絞りの秋あがりです。
ある日のメニューにカレイのマリネがあったので注文したら小麦の大将が これには新政の元旦絞りがすごく合いますよ というので早速。
元旦絞りは今でもシュワシュワ 新政特有の酸味 まるでワイン、マリネはフランス料理風にしゃれた盛り付け、マリネのほど良い酸味とカレイの旨味は確かに予想以上に元旦絞りにぴったり、酒と料理が互いに繊細に生かし合う絶妙の組み合わせ、しゃれたフレンチレストランにいると錯覚、こんなしゃれた楽しみが小麦で味わえるとは、小麦の大将もやるね。
第48報 今日は陶芸仲間とワイワイ ワッハッハッ
本マグロ尽くし 旨さと安さに大興奮
2016/8/272年ぶりに陶芸仲間と小麦で呑みました、いずれもお酒大好きな陶芸仲間の同好の士で、共通の話題で大いに盛り上がりました
本マグロずくし・・・・今日は小麦さんの「マグロの日」で、大将自ら市場で選んだ本マグロを手間暇かけてさばいた本マグロずくしを、破格の安さで提供してくれる幸運の日でした。
メニューと価格を見て下さい、よその店の半値以下です。下の写真はカマトロとなかおちですが、カマトロは待てずにすでに2切れ食べてしまいました。口の中でとろけマグロのうま味が口と鼻に充満、皆「旨ーーっ」と云ったきりカニを食べるときのようにしばし無言で味わい幸せをかみしめました。
本マグロの串焼きもお勧めですよ、血合い部分の照り焼き風串焼きですが、マグロを焼いたらパサパサになってしまんじゃないと思うでしょう。しかし見てびっくり食べてびっくりです。まず大きさ、5センチくらいの塊が3-4個ついてます、後のことを考えたら一串で十分、色は黒くて他人が食べてるのを見てもおいしそうには見えませんが、食べてびっくり、これマグロを焼いたもの?脂がのってジューシーなんです、血合いの匂いもありません(そういうのをや大将が見立てて手に入れてくるのです)、目をつぶって食べたら何の肉かしらと思います。しかも値段は100円、大将いわく赤字のサービスメニューです。味は濃いから負けないようにどっしりしたお酒がいいでしょう、今日は山間を呑みました。(よく食べるので写真撮り忘れました)最後の締めに裏メニューで本マグロのなかおち丼を作ってもらいました。盆と正月が一緒に来てもこんな贅沢はできません。小麦さんありがとう。
新政呑み比べ、コスモス対ナンバー6のR・・・
酒好きが集まった余興に、私のお気に入りNo1蔵の新政さんの酒の値段の違いと味の違いを体験しようということになりました。こんなことができるのも他店では手に入りにくいのに、小麦さんには今日も新政の銘柄が7種も置いてあるからです。一つはナンバー6のR@650円、一方はコスモス@1050円.
皆さんうーーーんと言って微妙な顔つきでしたが、どちらかと言えばコスモスかな でした。新政的味がもっとはっきり出てるという人もいたし、私は逆にコスモスの味がうま味酸味以外の味が加わり全体に丸い感じがしました。ビンは御覧のように4合瓶でなんだかとてもしゃれていてワインのようで、おしゃれな居酒屋向きみたいだし・・・・。私はこれからも懐の都合もあるしナンバー6で何不足なく幸せです。
鮒ずし持ち込み・・・酒好きの人でも鮒寿司を好きという人は10人に一人以下というくらい癖のある香味の肴のなれ寿司です。ところが今日の仲間は全員鮒寿司大好き人間でした。もちろん私も大好物で、ちょうど私が家に買い置きがあったので急きょ取りに戻り大将に切って出してもらいました。
鮒寿司には酸味勝ちの旨酸酒が合い、今日は玉川の燗がよく合いました。
実はこの鮒寿司、料理屋なんかで出てくる子持ちの鮒寿司ではなく、雄の鮒寿司で、地元の方は雄のほうが旨いといってそうで、確かに私も卵自体にはさして旨味は感じなく、このオスの身自体をかみしめるとうま味豊かだと思って愛用しています。
それに雄のほうが2/3ほど安いのです。料理屋では立派だけど高価な子持ちしか出しませんから食べたくても手が出ませから皆さん喜んで楽しみました。
そんなこんなで途中で焼き物の話をしたりでワイワイ ワッハッハッ と大いに盛り上がった3時間でした。同好の士は嬉しいものです、幸せ幸せ。大変ご無沙汰しておりました まだ生きてますよ
この一年いろいろありまして・・・・小麦さんにもご無沙汰気味でした
老境に入ると避けて通れないことがいろいろあるんです
また以前のように小麦さん通いを始めています
ボケ防止も兼ねてまた小麦での呑み食いレポート再開します
第47報 最近のお気に入り新顔
2016/8/20最近よく呑む新しいお気に入り酒の紹介・・・・・1年前には小麦さんにはなかったお酒が続々参入しています、その中の私のお気に入りの諸酒達です。山間・澤屋まつもと・一歩己は若い経営者・杜氏で玉川はイギリス人の杜氏、蔵の伝統の味にこだわらない新しい感覚で酒造り励んでいるようで頼もしい限りです。2-30年前に比べると味も酒米多種多様に作れる様になり、今や日本酒の黄金時代の感があり、日本酒好きには嬉しい限りですが、日本酒党は増えないのは残念です。そんな中でも女性の日本酒党は増えているようですし、海外でも評価されてきているようです。日本男子目覚めよ!(私の二人の婿さんも日本酒ダメです トホホ)
・山間10号純米吟醸中どり・・・新潟 @750
やんまと読みます、濃醇辛口旨酸です 辛口だけど旨味もしっかりあり酸も程よく、しっかりした味の濃い強い酒です、肴は白身の刺身より旨味や味の濃いものが酒に負けなくてよさそうです。下の写真の本マグロのカマの照り焼きとカマトロ刺身(食べてしまったので端のほうに皿だけ写ってます)なんかよかった。旨味勝ちの辛口なので小麦さんでも人気です、濃醇なのでたくさん呑むと飽きるかもしれませんが、2合党の小生には焼きとんなっかと半合呑むと最高。
・澤屋まつもと守破離 純米吟醸雄町・・・京都 @700
芳醇辛口 旨味も酸もいい感じに出てます、最近の高リピート酒です
・一歩己 純米生原酒・・・福島 @550
いぶき と読みます、最初の口当たりは辛口すっきりだがすぐにいい感じのうま味と酸味が出てくる、このお酒が550円とは信じられない、黙って飲ませれば小麦レートでも650円の吟醸級、旨安酒の筆頭、呑まなければ損、燗もいけそう
・玉川 アイスブレーカー・・・京都 玉川
新政に次いで私ののごひいき蔵の玉川さんの夏酒、アルコール度20度という高さはめったにない玉川さんならでは、だからロックで呑むのを推奨している、確かにロックで呑むと、すっきり滑り込んで来た後に玉川らしいうま味と酸味がジワリと湧き出てきた頃冷たいうちにするっと飲み込んむと、そのあとふわっとしっかりと玉川味が口の中に広がって来る、冷酒のすっきり感と玉川のどっしり旨酸味を楽しめる、しかし氷が解けてくると水っぽくなってくるからぐいぐい呑んでしまわなければならない、ちびちび呑むのを常としている2合党の小生にはちときつい、ストレートで呑んだらいつもの玉川らしい旨酸ぶりを楽しめたが酔いが回るのが早かった。
第46報 悦凱陣2酒に嬉しく、初顔 恵信にびっくり
2015/5/6
悦凱陣 KU16 純米無濾過生・・・(@650)
私のお気に入り上位にランクされている悦凱陣が2酒小麦さんに入りました。
KU16とは地元香川県の酒造好適米だそうです。
さてお味は、日本酒度+5 酸度1.5 の数字が示す通りの悦凱陣らしいどっしりとした旨みを酸味が下支えしている醇旨酸、
悦凱陣 興・・・(@750)
KU16より旨みを控えたすっきり冷やでは辛口旨酸 従来の悦凱陣より口当たりがやさしく呑み易く多くの人に受けいられ易い、ぬる燗にすると程よく酒の旨みと香りが出てきたが好み的にはやや物足りない。興とは杜氏さんの名前の一字、自信作ということでしょうか、好みの旨い酒と云うより誰にも進められる旨いくていい酒。
恵信 純米大吟醸あらばしり・・・(新潟 井上酒造、小山商店特注品 @700)
とろっとした濃醇旨旨酒 酸もある 炭酸のチリチリもかすかにある 旨みも重たくない呑み易いおいしいお酒だ、好み的には少し旨過ぎだが、しんみり一人で呑むより賑やかにみんなで旨い旨いといいながら楽しく呑むのに向いている、肴は酒の旨みに負けないように、トロ部分も混ざっているこってりした本マグロの中落ちや、味の濃い料理を肴にして呑むとがっぷり四つになって互いに絶品、大吟醸にしては濃醇な味なのは荒ばしりだからかな、 冷酒でこの濃醇な味だと燗にしたらどうなるんだろう? それにしても大吟醸で700円は安い、米は地元の越淡麗米だからか、結構なことです。
玉川 純米吟醸雄町 無濾過生原酒・・・(京都・京丹波 木下酒造)
最近惚れ込んでいる玉川さんの雄町の純米酒、旨酸酒の極み 新政の旨酸にひけを取らない、以前呑んだ自然仕込山廃純米酒より吟醸らしく幾分すっきりしているかな、玉川さんはどれを飲んでもお気に入り、もっといろいろ呑んでみたい、ネットで見ると小さい蔵の割には多種多様の酒を造っているは、甘い酒もあった、新政の茜孔雀のような貴醸酒かな、ここの酒は <私の味の好み度/価格> で比較するとトップクラスだと思っている、外人杜氏がんばれ
山本6号 純米吟醸原酒・・・(秋田 山本合名、 白瀑の蔵 @650)
新政さんの6号酵母で作ったというだけに 新政の旨酸に似ている、白瀑さんも注目蔵ですね
<知ったかぶりの薀蓄>
日本酒は麹も酵母も水もその土地の自然物だから、米もその土地の土と水と空気で出来た米を使うことによってその土地ならではの酒が出来るという考えで、最近は地元の米を使う蔵も多くなったようです。この辺のところは呑み手としては今一つ実感できませんが、作り手の拘りとしては尊敬します、ちなみに酒の味と地域性については、その土地土地の食べ物や労働環境が関係するという説があり、例えば肉体労働の多い地域ではどっしり系の酒が造らていたとか、こらは分かるような気がします、今は地域性に大差がなくなり技術も進歩したのでどこでもどんな酒でも作ろうと思えば出来るのでしょうが、伝統として引き継いでいる部分も残っているのでしょう。地域性に思いをはせながら味わうのも楽しみの一つで、その証拠に目新しい酒に出会うとほとんどの人が必ずどこの酒と訊きます。
呑み手としては、山田錦のように高価な全国ブランドではない地場の米で作られた酒は比較的安いので、地場の米で旨い酒つくりに挑戦されるのは大歓迎で、出来るだけ呑むように心がけ応援したいものです。
久しぶりのレアなホッケの刺身
くどくない脂がのりきって淡泊な旨みが
一杯広がった第45報 玉川2010寅 VINさんの息子です
2015/3/3
すっかり玉川にはまってます、最近はもっぱら玉川の話ばかりですみません(笑)
玉川VINTAGEの素晴らしさはすでに報告した通りで、自分だけの時間の良き友として常温でちびちびなめてます。
最近小麦の亭主が私用に本醸造作りの玉川熟成酒「2010寅」というのを取り寄せてくれました、本醸造作りなのでその分安く1升2100円 でした、それでも4年熟成させてますし、なんといってもあの玉川さんがが造ったのですから大いに期待でき興味深々。
まず常温で一杯、おやっ いきなり来ましたよ、何気なく入ってくるVINさんとはちと違うぞ! いきなり「こんちわ玉川の古酒です」 という玉川の古酒らしい味香りに酒度も顔をだし、それがどんどん膨らんでくる、VINさんより日本酒の濃醇な旨みを残している、VINさんは旨みも酸味もアルコールの刺激もみんな何か別のもに変わってしかもカプセルに包み込まれて口の中で溶けだし広がってくる穏健で奥深く老成しているのに反して、まだ元気だけどいかにもVIINさんにそっくりの結構いい年をして分別盛りの息子みたい、だから性格も顔もよく似てる、まだ自己主張もし賑やかに、だけど云ってることは悟ったように人と違うことを云う、新政さんがなんだかんだやってるけど関係ないね、どうぞ頑張って頂戴 みたいに。俗世を離れた竹林の七賢はこんな酒を呑んでたのかな。
VINさんにしろこの寅さんにしろ、私は常温で呑むのが他では味わえない玉川の古酒らしくて大好きですす、もちろん燗にしても最高の古酒として味わえるけど、それは他の古酒でも味わえる(かなり高価なものになるが)、しかし玉川の古酒ならではのあの円やかさと膨らんでくる香味と漂う余韻の楽しみは常温が一番だと思います。
顧みれば私も小麦では最高齢のようですが、とてもVINさんほど老成できてなく、せいぜい寅さん程度かな、ちなみに私は虎ではなく龍です、あと2年したら玉川「2012龍」に出会えるかもしれません、楽しみです、もしかしたらこの2010寅をこのまま2年間熟成したら龍に変わってVINさん並みに老成するかもしれません、でも私の持っているのはあと1か月もすれ炭酸ガスと水になってしまいますからここは玉川さんに期待しましょう、私もその頃にはVINさんくらい老成しているかな? あるいは炭酸ガスと水とカルシウムになって消えているかな(笑)
第44報 玉川VINTAGE追加報告
常温で呑んで驚き!水が酒になる?
2015/1/8玉川VINTAGを正月に楽しもうと、年末に小麦さんから2合ほど分けてもらった、
常連さんのお仲間さんから「正月までもたないんじゃないの」なんてひやかされたが、「正月に来る婿さんに味を知ってもらうためだからそんなことはありませんよ」なんて云ったが、案の上正月を待たずにちょっと味見をしたくなった、
一寸だから燗はせず常温のまま盃一杯チロリと舐める、 びっくり!! これがあのむっとするくらい日本酒らしいどっしりした玉川か!
口に入ってきたのは少し薬草のような紹興酒のような味がする水のようなさらっとした液体、
アルコールの刺激も全然ない、水のようだ、どうしたのか?誰かが水を入れたか?
唖然としていると、ややしばらくして湧き出て来ましたよ あの玉川の豊穣な味と香りが
むらむらと 口いっぱいに広がってきましたよ どんどんいっぱいになりましたよ、これだよ玉川VINTAGE は、
しかもいつまでも味が去らずに漂い続ける、いつどこから出てきたのかアルコール分も円やかな刺激となって早くも顔がポッとしてくる、
チビッと舐めて口の中にころがすと豊穣な味香りが膨らんでくる、舌を動かすごとに甘みが来たり渋みが来たり、
酒は喉を通ってしまったはずなのにいつまでも波のように味と香りが漂い、しばらく余韻を楽しめる,
熱燗で呑めばどしんといきなり広がる豊穣な香味を楽しみ、冷やではブランディーやウィスキーのようにチビチビ舐めながら漂う豊穣をゆっくりと楽しめる、
燗で最高、冷やでも最高、
不思議な酒です こんな酒初めてです、 今までに日本酒の古酒も何度も呑んだがこんなのは初めてだ、
ブランディーやウイスキーでも年代ものは、アルコールの分子が水の分子に包み込まれて丸みが出てくると云われ、日本酒でも焼酎でも熟成されたものは丸みが出てくるのは体験しているが、
これほどまでに水の如くに味とアルコールが隠れて、口の中でバーーッと突如現れるとは驚きです、「いないないばー」です(最近孫ともよくこれをやってます)
味もアルコールも水の分子のクラスターの中にしっかりと閉じ込められているのだろうか、
どんな造りをして、何がどうなってこういう酒になるのか、日本酒の奥は深い、
改めて玉川の大ファンになりました。
第43報 日本酒の三ツ星級フルコース
・・・・・田酒大吟醸に始まり〆は黒糖焼酎長雲嶺義・・・・・
1014/12/30 今年最後の報告日本酒の三ツ星級フルコース・・・田酒大吟醸に始まり〆は黒糖焼酎長雲嶺義
50年ぶりの友人に再会した友人を含む4人で、小麦で呑むことになった。京都から出向いてくる友人に日本酒の奥深さ多様さを、小麦ならではの豊富な銘柄の中から選んで楽しんでもらった。
・まずは食前酒ならぬ酒前酒として、甘旨い貴醸酒の「茜孔雀」(新政酒造)を盃一杯で乾杯!、と考えたが残念ながら売り切れ、貴醸酒と云う日本酒の一つの極みを知ってもらおうと思ったが目論見はずれ。
・次は「田酒山廃大吟醸」、日本酒の最高峰を酔いが回らないうちに味わい堪能してもらった、バランスの良いしっかりした味わいながら透明感がありすっきりしたのど越しの後ほのかに日本酒の香りが鼻に抜ける漂う、贅沢なお酒です、1合2000円、だから特別なときしか呑めないけど、今日は年忘れのお酒、(絶対よそではこの値段ではありえない)。
・次は一転して「玉川山廃熟成酒」、田酒酒大吟醸で日本酒の旨み極みを知った次は、日本酒のもう一つの極みを味わう、田酒大吟醸が万人に好かれる酒とすれば、この玉川熟成酒は好き嫌いがはっきり分かれるマニアックな酒ともいえるが、最も日本酒らしいともいえるこの酒を熱燗で呑む(味は前報参照)、日本酒醸造技術の源流である自然醸造の巧妙精緻さも知ってもらった
・さて次は口直しに濃醇な旨みたっぷりの酒「鍋島大吟醸愛山」、今日本酒の芳醇な旨み系の日本酒ひとつの極みと云える
・次はまた日本酒の底力示す こんな日本酒出来るの! と思える「亜麻猫」、白麹を使っているのでクエン酸の酸味があり、まさに日本酒の白ワイン
・ややマニアックなものを呑んだので口直しに最高級の日本酒「十四代大吟醸七垂二十貫」、1合2200円の特別な酒ですから、今日は新年を迎える正月酒の前倒しということで・・・。
・最高級のお酒と普通においしいお酒の比較の為に、今日本酒の世界で人気の急上昇中で、海外にも展開いしている「獺祭」の大吟醸39、39%まで研いでいるのできれいな味わいだが、これだけそうそうたる酒と比べるとやや物足りない感がした、余所ではなかなか入手困難だそうだからここで呑めたのは良かったでしょうか
・少し物足りない感じだったので次はどっしりした高知の酒「久礼」を呑んだが、予想に反して以外にも大人しい、どうしたのかな?期待外れでした。
・それでは同じ四国香川のどっしり酒「悦凱陣」をぬる燗で
最後は日本酒よりすっきりしてるが日本酒に隣りあわせているような、焼酎としてはコクのある黒糖焼酎「長雲嶺義」で締めにした、
以上日本酒のフルコースでした、三ツ星級だったでしょうか、日本酒の多様なおいしさとを堪能し、奥深さも学んでもらえたでしょう。第42報 玉川の熟成酒に感激、 嬉しい珍味3品
2014/12/13玉川 山廃VINTAGE・・・(京都・京丹後 木下酒造)
前報で感激した玉川を今日は熱燗で呑もうと思ったら売り切れ 残念! 亭主が代わりにと出してくれたのがこのVintage、自然仕込の山廃玉川を5年熟成したものと聞いてこれは絶対熱燗だ、いつもは初対面酒は半合呑むけどこれは直ちに熱燗で1合注文、期待通りのこれぞ日本酒と云える香りと味、渋みばしった重厚な濃醇さは甘み成分が全て他の旨み成分にに変化してしまったような芳醇な辛口だ、これほどの熱燗酒は 瑞穂黒松剣菱 神亀古酒 以来、しかもこの味で1合650円とは驚き、自然仕込は乳酸菌も酵母も蔵の中から降りてくるのを育てながらの細心の注意と手間も時間もかかるだろうに、申し訳ないくらいだ、ここの酒は応援したい、当然お気に入り上位に登録.
(再味見)篠峯・・・前報で注目した篠峯はガスが程よくチリチリして酸味にもなり好感を持ったが、ガスが抜けたらどんな味になるか再吟味してみた。クリアーな旨みの後ほろ苦さが残る、新酒ならではのフレッシュな感じと云えるが、ガスがあるうちに呑む方が旨かった。
カキの塩から・・・塩辛と云ってもイカの塩辛のように内臓と一緒に発酵させたものではなく、薄く塩味のつゆで締めたようで、カキの身が締まってプックリして掻きの味が濃縮されている、辛口の酒にぴったりの珍味、今までなかったメニュー、カキのシーズン最適の肴だ。。
カキの漬け・・・しょうゆ味のだしつゆに漬け込んだ上にとろろが掛けてある、カキの身が締まりぷっくりしてカキの旨みが濃縮されている、とろろとの相性も面白い、だしつゆににもカキの旨みが溶けだし身で一杯とろろで一杯つゆで一杯、しっかりした酒の肴に好適、初メニュー、次もあるといいな。
ウナギのとろろ蒸し・・・これまた初めてのメニュー、だしで味付けされたとろろの中にウナギのかば焼きのきざみを混ぜ蒸されて上にのりが載っている暖か料理、丁度玉川VINTAGEの熱燗を呑んでいたので絶好の肴になった、熟成山廃の味ととろみに包まれたウナギの味とがっぷり四つの好勝負、玉川VINTAGEといいウナギのとろろ蒸しといい予期せぬ偶然の出会いだったが最高の極楽郷でした、小麦さんは楽しませてくれます。第41報 酵母無添加・自然醸造の玉川の志しと味と価格に感激
一瞥以来の屋守(おくのかみ) 初対面の篠峯も大当たり
2014・11・29
屋守 (おくのかみ)純米吟醸無調整生直汲み雄町・・・・(東京・東村山 豊島屋酒造 @700)
1-2年前に一度口にして以来,小麦では時々お見かけしてはいましたがご挨拶せず失礼いたしました、あのころは新政さんのお酒に一途に惚れこんで、他のお酒は上の空で呑んでいたようです、新政さんのお酒はその後人気沸騰で手に入りにくくなり,、しかも4合瓶だけになり、大衆居酒屋軽視しているんじゃないかと逆恨みしたい気分で、それでも味は一番のお気に入りなので、つれない惚れた女が忘れられない心境で鬱々として、気分転換に他にいろいろ手を広げてみている今日この頃です。しかし新政に代わる新しい酒にはなかなか出会えずにいましたが、今日は一度会って悪くはなかったと思うけど確信はなかった屋守さんに何気なく声を掛けてみたらびっくり、久々のお気に入りの味に感激しました。しっかりしているけど重すぎず酸味は新政ほどじゃないけど程よくあり、東京生まれとは思えない偉丈夫のようです、おみそれいたしました。これからは声を掛けたいと思います、小蔵でたくさん造れないようですが、よろしくお願いいたします、。
玉川 山廃ひやおろし・・・京都・京丹後 木下酒造 @550
いい事は続くもので、初対面でしたが山廃で@¥550というのに魅かれて、Kさんの勧めもあり試してみたら大当たり、複雑な味のする辛口と思ったすぐ後に酒の味が広がってきた、甘みとは縁遠い深みのある旨み、癖のある山廃味ではない円やかな穏やかな醸造の味、酸味も浮き上がらない程度にしっかりあり、手で温めていたらだんだん味が乗ってきた、これは絶対燗だな、群馬泉といい勝負しそうだ。
しかもこの酒、「自然仕込」と称して、酵母は培養酵母を使わず蔵付き酵母が降りてくるのを待つという古式醸造法で酒造りをしている、その志に感服、味と云い価格と云いお気に入りの上位にランクして今後注目していこう。
更にこの蔵の杜氏は外人だと知ってまた感服、外の人間の方が日本酒の技術の素晴らしさ、本物の味の価値に気が付いているのではないだろうか。こういうこだわりの酒造りのストーリーには魅かれますね。
篠峯 純米生原酒直汲無濾過・・・(奈良・膳所千代酒造)
Yさんのお流れ頂戴で試飲、これも当たり しっかり旨い 微炭酸も効いてる野か酸味も好みの範囲 注目酒だ、 次回ガスがなくなった味をじっくり味わってみよう、 この味で@550も魅力、小麦さんは安くて旨い酒を見つけてくれ感謝々々、有名どころの旨い酒は行く所に行けば出会えるが、安くて旨い酒は出会うことは至難、小麦ならではの気配りと拘りですね。第40報 久々に初対面のお酒とびっくりつまみ
2014・9・15
喜八・・・奥播磨の小川商店PB酒、深みのあるどっしりしたお気に入りの奥播磨にどんな酒を作らせたのかと期待して呑んだが 以外にもすっきりした芳醇辛口の酒だった、最初豊潤さを感じ膨らんでくるかと思ったらグッと辛口になった 白露垂儒と同じ芳醇辛口分離型、旨みもありすっきり感もある旨くて呑みやすい酒だけど好みじゃない
巌・・・どうした偶然かか喜八と同類、最近はこういうのがはやってるのかな
どくれ・・・それじゃ口直しにお気に入りのどっしり酒のどくれを呑んだら、あれっ!随分優しいな これじゃ ど はいらないな、これも確か久礼の小川商店指定酒だったな、亭主いわく 今どくれは呑みやすいって人気があるそうだ、もっとどっしりしたどくれがどくれらしくていい
山ユピンク・・・今度こそほんとに口直し、久々の入荷山ユピンク、これは期待通り濃醇酸酸、やはりなんだかんだ言っても新政はいい、
新政No6Rタイプ・・・新政の今後の定番酒になるNo6で今日の仕上げ、山ユの後では少し大人しいが新政流旨酸健在
ジャンボ茹でピーナツ・・・ピンぼけ写真でも分かるでしょう 灰皿と比べて下さい でかいピーナツです こんなの初めて、これが実にうまい 大きいから一粒で口の中に旨みがいっぱいになる
イブリコ豚の串焼き・・・ヤキトンがメニューから消えて久しい、麦豚が高騰しているせいだ、その代りに登場したのがこれ、旨い!どっしりした酒にはこういうのもなくちゃ、イブリコ豚というのはドングリだけを食べてる豚らしい、少しどんぐりの香りがするらしいけど云われなければ全然わからない、よくよく注意して味わってみるとそういえば何か違う植物的な香味がするかな?
第39報 超常連Sさんの定年祝い
小麦には定年はありません 精勤して下さい。
2014.9.8
8月20日に超常連のSさんの定年退職を祝って小麦の常連有志で祝賀会をやりました。
定員12名の小麦に女性6人を含む16人が集まり、立ち呑み立ち食いやはみ出し席が出る盛況、豪華な料理の他お酒は何でも飲み放題で、2合党の私も完全に規定量オーバーでした。
6人の女性は連れ合いと一緒ですから男だけで来ているのは4人だけの少数派、家族的な雰囲気、和気あいあいの幸せそうな笑顔、小麦はほんとに良い所。
Sさんこれからも体調に気を付けながら小麦には精勤して下さい。
第38報 やっと会えた レアもの新政 山ユ、
でもなぜ4合瓶 異議あり!新政山ユ青・・・・全く久しぶりの山ユとの再会、1-2年前には小麦さんのお酒のチラシに山ユが何種類も貼ってあったのがうそのように最近はすっかり山ユが影をひそめてしまった、手に入らないそうです、そのくらい新政酒は大フィーバーなのだそうです、特に東京で、都会人は困ったものです、雑誌なんかに出るとすぐ群れたがる、その点小麦の亭主は数年前から新政酒に目を付けてふんだんに呑ませてくれていたのですから、そのご酔眼じゃない御慧眼に頭が下がります、あのころは良かった。
何とそのレアものと化した山ユがやっと入ったのです!この驚きようというか感激・・・年甲斐もなく少し大げさか(笑)でも最近稀な嬉しいことです。
感情移入もあってその旨いこと、新政風の醇にして酸であるのはもちろんだが、この山ユすごくきりっとしてる、旨みもたっぷり酸味もたっぷりそれできりっとしてる、僅かにガスが残っているせいもあるかもしれないが、とにかくきりっとして芳醇、小麦さんの酒はどれも旨くて、時々ドカンとくるようなどっしりした山廃古酒など大好物もあるけど、大体想定内の味なのだが(贅沢極まりない事ですが)この山ユには目が覚めるようだった。ただし4合瓶で3本だけの入手なので次に行ったときはもうないでしょう。
そう問題は4合瓶なんです、しかも新政さんはこれから全銘柄4合瓶にするらしいです、これって居酒屋呑兵衛にとって由々しきことです!だって一升瓶より絶対高くなるもん、新政さん大好きだけど何考えてるんだろう!異議あり!
邪推するにワイン指向してますね、食卓に置ける酒、食中酒として呑める酒、世界に通用する酒、事実新政さんはワイン的なテイストやアルコール度の酒を今までも出してきて、楽しませてくれました、でもそういうのはいつでも呑みたい酒とは違うし、大体日本酒はそんな上品に呑むより居酒屋で呑む方が多いんじゃないの、だったらやっぱり一升瓶でしょう、徳利に入れて盃で呑む、日本の文化でしょこれは。
私が小麦に行けなくなってからにしてくれませんか、是非これからも一升瓶もお願いします。
(後で考えたら、テーブルのある居酒屋はテーブルにどんとワインのように4合瓶をワインクーラーに入れて置くスタイルも最近は多いのかな、若い人には受けるだろうナ、若い日本酒好きも増やさなければならないから仕方ないか、やっぱり新政さんは今と先を読んでるな、小麦さんみたいな大衆居酒屋は新政の拘り酒は用はないと思っているんだ、しゅん)第37報 江戸時代の酒? 新政頒布酒/昔ながらの純米酒・・・・常に挑戦的な新政さんが大変なことに挑戦しているようです。ブログによれば、乳酸菌も培養酵母も使わない本当にに米と米麹と水だけで作る酒のようです。この「昔ながらの純米酒」というのがそれです。今回の頒布会はなぜか申し込みそびれてしまい、気の毒がって小麦亭主が呑ませてくれました。
幅広い複雑な旨みが混然と円やかに濃醇として、それに酸味も加わり、どっしりとした酒らしい酒、乳酸菌も酵母も蔵に住み着いているものが降臨してくるのを待って醸したというから、新政純正酒の極め付けで他には絶対にない酒でしょう。乳酸菌も酵母も売ってなかった江戸時代にはこんな酒を呑んでいたのでしょうか、うらやましい人たちでしたね。昔ながらの純米酒
新政 クリムゾンとヴィリジアン・・・・赤っぽいいのがクリムゾン緑っぽいのがヴィジリアン、それぞれ色の専門的な名前のようです、新政さん絵をたしなむのでしょうか、味は今までの新政酒とは少し毛色が違う、だから色を変えたのでしょうか(実際のヴィリジアンのラベルの色は写真よりもっと渋い色合いです、この背景色に近くもっと深みのある色)、味の傾向は新政風旨酸だけどかなり大人しい感じ、食中酒狙いかな?これならだれにでも好かれるかもしれないが・・・・一寸物足りない、今までのがいい
白露垂珠 美山錦純米吟醸(山形)・・・・口に含むとすぐ醇にして酸のしっかりした味が広がるけどその後すっきりした辛口味になる、芳醇と辛口が分離して相前後して現れる不思議な酒でした。あと2-3年して体力が低下して来たらこういう酒がお気に入りになる予感がする、
爺〃放談 保育園じゃないんだよ 小麦は
常連のK さんからのメールでした。この日またまたまた女性群4人が来ていたそうです、小麦の女性たちへの人気はかなり浸透してきたようです、何か不安な気もしますが今のところ結構なことですが、この日の女性郡には子供が二人付いていて、この子供たちしばらくは大人しかったけどそのうちあの狭い店の中を歩く回るやら椅子をひっくり返すやら騒々しい状態になってきました、親の方はおしゃべりに夢中で知らん顔(最近よく見る光景)、ゆっくり呑んでいる雰囲気だはなくなってき。家に帰る前のひと時を酒と肴と亭主との話をささやかに楽しみながらしばし至福の時間を過ごしたいのに、保育園で一杯呑んでるみたいで落ち着かない、
保育園じゃないんだよ小麦は!
(どうせ子供を連れてくるなら、小麦の本物の旨い酒を呑ませて若いうちから日本酒党を育ててたらいい、日本酒の将来を明るくしてくれる
・・・酔いの勢いの放談です、お酒は18歳からです、20だっけ?)
第36報 新生 昇龍蓬莱は 白麹仕込のワインです
2014/3/24
昇龍蓬莱・・・ お気に入り上位の昇龍蓬莱ですが しばらくご無沙汰していました、小麦さんにはあったのですが、何せ小麦さんには次から次に気になるお酒が入ってくるので、ついつい昔馴染みはご無沙汰していました、今日見たら昇龍蓬莱 new という張り紙が目につきました、亭主に訊いてみたら昇龍蓬莱は今年から全部白麹仕込にしたそうで、これは見逃せない!
なるほど なるほど このすっきりした酸味は白麹の酸味ですね、日本酒度は12度と低いせいか亜麻猫改より口当たりが優しい、料理の邪魔をしないし酔っぱらわないしワイン感覚の食中酒としてうってつけではないだろうか、肉にも肴にも合いそうだ
新政さんがブログで盛ん白麹仕込を薦めていましたが、昇竜蓬莱もやってくれましたか、他の銘柄がどんな味になっていくか興味津々 期待満々、今までの昇龍蓬莱のどっしりした旨みと酸味の酒も呑みたいな。またまた女性陣が占拠・・・今日は7時半にすでに満席、しかも予備の椅子を出してきて座るほど超満席、しかもしかも女性6人のグループとカップルの女性で合わせて7人が女性客、1月にも女性客が6人占めたことがあった、最近は女性客にも有名になってきたのかな、そういうわけで常連さん4人が隅の方に固まって、酒や肴がなかなか出てこないのでお互いに分けあいながら静かに呑んでいました 第35報 芳醇辛口酒とは
日高見 芳醇辛口純米吟醸 弥助
2014/3/20
日高見 芳醇辛口純米吟醸 弥助・・・・、芳醇にして辛口とはこれいかに? と思うかもしれませんがあるんですよ、この日高見キリット締まってまさしく辛口でしかも味わい深くまさしく芳醇です、私好みの味のひとつです。私見ではありますが多分旨みの中の甘み成分が少ないけどアミノ酸などの他の旨み成分はしっかりは含んでいるのでしょう、しっかり旨みは感じるけど重い感じではなくむしろ少し硬い感じがするくらい締まっている、燗をしたら丸みが出てきてまた別の味わいになりそう。
芳醇辛口にも2種類あると思う、一つはこの日高見のような「すっきり芳醇辛口」タイプ、もう一つは「どっしり芳醇辛口」、「すっきり芳醇辛口」といえる他のお気に入り酒は 剣菱黒松 ばくれん黒 、「どっしり芳醇辛口」には 悦凱陣 王禄 大七 天青防空壕貯蔵 神亀古酒 菊姫鶴の里 等々、生?山廃系が多いようですね、おき入り酒がずらり並びます、2合党の私にはどっしり芳醇辛口が合っているようです、すっきり辛口だと2合では済まなくなりそうだから(笑)
大七 純米生?熟成原酒の燗・・・前回予告通り今日は亜麻猫改を1合呑んで次はこの大七を1合燗して呑みました。燗をすると予想通りむっとするほど酒らしい味になる、いかにも酒を呑んでる という感じ、ジャンギャバンみたいな渋い大人の感じ(かなり古い)、一人で黙ってのみたい酒、今日出だしに呑んだ軽快な酸味と甘みの華やいだ亜麻猫改とは好対照、両極、日本酒は楽しい、こんな楽しみを体験できるから小麦通いは止められない。第34報 純米らしい、生?らしい、生原酒らしい、熟成らしいお酒 現る
大七 純米生?熟成原酒
2014/3/6
大七 純米生?熟成原酒・・・ 純米・生?・熟成・生原酒、世の中にこんなに魅力的な文字が他にあるでしょうか! 見ただけで味が彷彿と漂い始める、水が入っているといわれても呑んでみたくなる、よくぞ惜しげもなく並べたものです、看板倒れじゃなければいいが・・・ウーーン参った!久々にガツンと来た、さすが大七さんは名前通りの名前に恥じない酒、味の説明はするのが憚れる、純米らしい、生?らしい、生原酒らしい、熟成らしい としか言いようがない、そして私の大大お気に入りの味です、硬派のお気に入り、軟派のお気に入りは亜麻猫改、硬派も軟派も楽しいなぁ、
今度小麦に行ったら まず亜麻猫改1合、すぐにこの大七の燗を1合、最後は長雲一杯(半分は常連Oさんに)、
第33報 亜麻猫尽くし 亜麻猫改 亜麻猫オーク 亜麻猫
2014/2/5亜麻猫 改・・・・これはワインでしょう!
どんな酒だろうと待ちに待っていた亜麻猫 改、 は去年の新政の頒布会酒の中の白麹単独の酒でした。あの酒は大変気に入りましたが、頒布会用の特別な酒で、しかも日本酒の範疇からはずれたワインに近い酸味の強い個性的すぎる酒だったので、商品化されることはなく二度と呑めないだろうと思っていたら、ついに出してくれました。
酸度は 5.5で、こんな高い酸度は秋鹿以外には知らない、またアルコール度は13というのも稀、行ってみればこの数字から見てもワイン的ですね、しかし濃醇な味は間違いなく日本酒。この日本酒的ワインがこの日の肴 本マグロの中落ちにぴったりでした、酸味がトロっぽい脂分を適度に和らげ、脂分が酸味を円やかにし、相乗効果を発揮して混然一体となった、酒と肴の相性をこんなに感じたことはなかった、というより小麦さんの肴はどれでもそれなりに合っているので満足して気にすることはなかったが、この組み合わせは格別。他にもヤキトンやナスチーズ焼きなんかもよく合うだろう。13度というアルコール度も食中酒として適度で、酔い過ぎずに楽しく食べながら呑めるでしょう。
亜麻猫 オーク・・・酒質はまさしく白麹単独の亜麻猫改です、しかし亜麻猫改より酸味が少し柔らかくなっているせいか全体に円やかな味、ウィスキーと同じオーク材の 樽に貯蔵したそうです、杉材の樽に貯蔵する樽酒のような強い木の香りはしないし、ウィスキーのように色は付いてない。
上の2種類の亜麻猫を呑んだ後、普通の亜麻猫(白麹と黄麹併用)を呑んだら一口目はとても弱く感じた、それだけ 改とオークは個性的なのだが、2口3口と呑んでいくうちに心地よく落ち着いてきた、三者三様の猫と楽しめそうだ。
(こうして書いているうちに 亜麻猫改を猛烈に呑みたくなってきた 麻薬的だな(笑))第32報 正月酒 田酒純米大吟醸斗瓶取 田酒 純米大吟醸 斗瓶取: 親友S君と少し遅い新年会の1杯目は 田酒 純米大吟醸斗瓶取で乾杯!
新年にふさわしくすっきりと透明感のあリしかも芳醇な旨さが広がる、濃醇にしてしっかりで呑みあとはすっきりだが日本酒の香りが漂う、さすが! の感激。1合2200円ですが新たな歳を迎えた気分になりました、たまには最高級クラスお酒を味の絶対基準として呑んでおくと、普段のみのお酒の判断の為にもなるというものです。?極みを知り極み欲せず足るを知る 足るの中でも違い楽しむ といったことでしょうか。
毎年小麦さんでは年末年始用に大吟醸でも高級クラスのお酒を置きます、今年は十四代と田酒と国権で、国権が一番人気ですでに売り切れでした、11月に催された落語とお酒と
料理の会で少しだけ振る舞われた国権大吟醸の味が忘れられなかったのでしょう。
加儀屋 熟成 純米吟醸・・・愛媛の酒です、数年前に呑んだことがあり、どっしりした酒で酸味もあり私好みだった、この酒が1-2か月前から出ていたけど以前呑んだ記憶と結びつかず放置していた、そのうち新しく入ったお酒のビラの下に隠れるようになってかわいそうだな と思って見ていたら、突然この酒旨かったはずだと記憶がよみがえった。呑んでみたらやはり旨かった お気に入り酒でした、相変わらずどっしりした旨酸の酒です。四国の酒は目が離せない、お気に入り酒の悦凱陣(香川)・久礼 どくれ(高知)がるし、評判の高い酔鯨 司牡丹などもある。第31報 異変 女性に占拠された小麦 2014年1月18日6時半から9時まで、小麦は定員12名の席を6名の女性たちが占めました、この時男性は2名、
しかも女性たちは一つのグループではなく、それぞれ別のく3人2人1人の3組でした、
かねてより女性にも人気のある小麦ですが、ますます女性の間でも小麦存在が知られてきた、ということでしょう、
酒離れが進んでいる昨今ですが、今ほどおいしい日本酒が多種多様に呑める時代はありません、
味覚に敏感な女性達の日本酒党がどんどん増えてくれれば、
日本酒が栄え、小麦が栄えます、
ヽ(^o^)丿
ずらり並んだ女性群、亭主もいつもより愛想が良かった、
手前の頭だけの常連Sさんもご機嫌でした第30報 2014年 小麦初詣
2014/1/6、 1/10補新政元旦絞り・・・何が何でも今年も呑み初めは元旦絞り、新政さん今年もよろしくお願いいたします。 新政らしいしっかりした旨みとほのかな酸味 酸味は抑え気味なので誰が呑んでも旨い酒、ラベルが洒落てる
田酒 純米吟醸 小泉商店企画酒・・・ 心地良い旨みと酸味のバランスがお気に入りの領域 新政の酒に似てる、 ラベルの「田酒」の文字の周りに書いてあるのは名だたる銘酒で、この田酒とペアで買ってもらい味の違いを楽しんでもい、田酒に劣らずいい酒だと知ってもらうらおうという趣向らしい、小泉酒店の企画でだそうで、手取川 白瀑 南部美人 出羽桜 国権 旨い酒が書かれている、酒屋さんも面白いことを考えるくれます
龍神隠し酒・・・濃醇な旨い酒
白ワイン(チリ産)・・・正月に娘の家族が集まるので 小麦に置いてある白ワインを特別に分けてもらった、最近の若い者は日本酒は呑まないのにワインは飲む 困ったことですがこのワインも好評で 2本飲んでもうないのかと催促された、酸味のある濃醇な味で 新政の酒の親戚のようなワインなので 私もお気に入りのワインです、しかも分けてらった値段は良く呑むお気に入りの日本酒の1合よりも安い! 小麦さんは安くておいしいワインを探して置いてあるのでお勧めですよ 是非飲んでみて下さい、ワインに合う料理もあります。第29報 大横綱級 お気に入り登場 神亀古酒 神亀古酒・・・1999年に蔵で絞られた生原酒を三ツ矢酒店が低温熟成した14年もの古酒、 意外なことに色が全く変色してない 味も古酒特有の味ではなく濃醇辛口丸みのあるお気に入りの味、さらにに燗をすると旨みが抑えられた山廃的複雑な味が現れる 最高クラスのお気に入り燗酒 菊姫鶴の里に肩を並べる これはしばらく〆の酒として楽しめる と思ったら1か月くらいで売る切れてしまった、高いし(900円)偏った味なので好んで呑む人はそんなにいないだろうから当分は呑めると安心してたら やられた!
(この手の山廃的酒を一気にたくさん呑む人がいるらしく 今までも自分しか呑まないだろうと思っているお気に入りの酒が ある日突然売りきれてることがあった 誰だろう? この手の酒が売れると分かれば小麦さんも継続的に仕入れてくれるから 悪いことではないけど 油断大敵!)
(代わりに別の神亀古酒を出してくれたが、これは燗しても濃醇味が強く山廃的味が控えめでだった、 なんせ最後の〆に呑んだから間違えかもしれないな・・・再確認にしなければ)
新政90の燗酒・・・前回登場した異色の甘いお酒の新政90を、燗して呑んでもおいしいと小麦の亭主が薦めるので半信半疑で試した、甘くなり過ぎになりいただけないだろうと思ったら意外!甘みは逆に抑えられすっきりした甘みになり 燗の暖かさとすっきりした甘さで心休まる、不思議な酒第28報 久しぶりの新政オンパレード
新政いろいろ
2013.11.15今回の酒 最近、新政さんの新しい銘柄にご無沙汰していたが、今日は一挙に3銘柄登場、それも実にバラエティーに富んだ3酒でした、さすが新政さんいろいろやってくれます、楽しませてくれます。
新政ナンバー6 Xタイプ・・・ナンバー6シリーズのR Sに次いで出る出るとうわさされてから久しく登場しなかったがついに登場したXタイプ、上品にして力強い 酸味は抑えられている 悩みの酒でも悦びの酒でもない 静かに黙ってにっこりほほ笑む酒 晴れの場のお酒、そんな幸せな気分は滅多にないから一合1200円でもいいか、極楽極楽
新政90% ・・・おいしい甘みのお酒 べたべたした甘みではないすっきりした甘み お酒でないみたい アルコールを感じないけどちゃんと15度あるからポーーっとしてくる、呑んで楽しくなるお酒 お正月のお酒にはいいな、素性も変わってる 精米度90%で作ったけどタンクから酒が溢れて足りなくなったので貴醸酒をブレンドしたらしい、こんなすっきりした甘みの酒なら旨口の酒もいいもんだ、食前酒ならぬ酒前酒にこういうお酒呑むのもよさそう、後のお酒の旨さも引き立つだろう、新政さんもいろいろ作ってくれるからこちらも楽しみが増えます。
山ユピンク 24BY・・・久しぶりの山ユ、新政ならではの相変わらずの旨みと酸味のバランス、高貴なお酒も甘いお酒も悪くないけどやっぱり新政さんのこの手が一番だ、このお酒もいわくがあり、24年度産の米で前醸造年度(24年度)に作っが作り手としては納得がいかず出荷せずに今まで寝かせていたらしい、そんなこと聞くとちょっと山ユピンクにしては旨みののりが弱いのかなとも思うが呑み手としては久しぶりなので問題なく納得して満足してます
小麦番外報告
焼鳥屋ピカピカ
2013/10/30旨い焼き鳥屋発見 <炭火焼き食堂ピカピカ> 最近は小麦さん以外で外呑みすることはほとんど皆無になった、それくらい小麦さんの満足度が高く、余所で呑むととても無駄なことをした気がするのだが、親友の家の近くにいい焼き鳥屋を見つけたというので行ってみた。
このお店の名前 <炭火焼き食堂ピカピカ>、変わってるでしょう、まず炭火焼き食堂というのは庶民的でよくありそうで余り聞いたことがない、ピカピカというのも食堂という古風な感じとのミスマッチも甚だしいく、焼き鳥屋らしい名前とも思えない、ちなみに支店もありこちらは炭火焼き酒場というらしい、前置きはともかく中身は・・・
気に入った! 旨い焼鳥に 旨い焼酎 雰囲気は気取り過ぎずくだけ過ぎず落ち着いた静かな雰囲気, なるほど住宅街のこの辺にふさわしい店作りだ、
料理も焼鳥だけでなくいろいろあり、皆ひと手間一工夫してありおいしい、付け出しのキャベツからしてソースが旨い、
本命の焼鳥は文句なくおいしい、旨いと云うよりおいしいという方がふさわしいような上品な味で、おまかせ8本900円をとりあえず注文したが、どれもジューシ―だが嫌味な油っつぽさや油臭さはない、材料も良く焼き方も上手なんだろう、焼いているのは金髪のモダンな感じのお姉さん、これはいい、偏屈そうのなひげ親父が無愛想に焼いているのとは大違い、経験不足でいい加減に焼いていないかと心配したが手を休めることなくこまめに櫛を扱っているし、焼き出来るようになるまで厳しい研修があるそうだ、彼女がキビキビした声で注文を受けているので落ち着いた店の雰囲気の中にも活気が感じられる。
焼酎も気に入った、最近小麦さんで焼酎に目覚め、お気に入りの焼酎も出来てきたが、その中の一つの長雲一番橋もあった、プレミア付きの有名焼酎こそ少なかったが、種類はたくさん置いてあり、中でも泡盛残波古酒 と 黒糖焼酎開運伝説巳年 は芳醇な旨みと円やかさが絶品! 長雲古酒に匹敵、世の中広いな!
ピカピカ 茅ヶ崎美住町本店:tel 0467-86-5455 辻堂駅と茅ヶ崎駅の中間あたり 土日は予約した方がいい第27報 〆め焼酎のベストオブベスト 長雲古酒2005年
肴はゴジラエビ
2013/10/20今回の旨い酒:〆め焼酎のベストオブベスト〆 長雲古酒2005年 長雲古酒2005年・・・ 黒糖を発酵醸造した醪を蒸留して作る蒸留酒なのに醸造酒の日本酒に近い旨みがある この長雲の古酒は8年熟成してあり 23報で報告した長雲一番橋より更に味香りが円やかになり、今日はぬる燗の悦凱陣の後の〆めに呑んだが味の連続性は絶妙!心地よいほろ酔いに軟着陸、これ以上の〆めはありえない、ベストオブベスト〆
こんな思わぬ感激の出会いをさせてくれるのも小麦ならでは と感謝酩酊!
(ちなみに小麦亭主に薦められたロックでも呑んでみたが口当たりが良すぎてぐいぐい呑めてしまいもったいないし一気に酩酊しそう、ストレートでちびちびなめる如くが合ってるが 試しに今度は逆に燗かお湯割りでやってみよう どんな香り味が湧き出てくるか楽しみ!)
花陽光ひやおろし・・・前回に続けてひやおろし巡り、花陽光は今年3月に初めて会って一目ぼれ、あの時はまだ初々しい新酒の時期だったにもかかわらずしっかりした旨みと酸味が結構練れた味わいだったな、すぐに横綱級お気に入りしようかと思ったが突然のデビューだったので取りあえず大関にしておいたが、あれから半年どんなに成熟したか期待に胸ふくらませた、ずっしりした濃醇旨辛酸に成長していた、横綱級お気に入りに昇進登録。
群馬泉・・・前回呑んで 冷やでは潜在力を感じさせたがイマイチ物足りなかったが、今回は熱めの燗にしたら予想通り山廃味がきわだちバッチリお気に入り しかも400円の超格安今回の肴 ゴジラエビ 鬼エビ・・・小麦さんは 珍しいものを仕込んでくれる、前回のおじさんも、亭主も楽しんでる、この好奇心と遊びの精神がいい、だから新しい旨い酒も探してくれ飽かせず楽しませてくれる、このエビなんといっても面つきが異相、刺とギザギザだらけ ゴジラというより鬼瓦かシーサー、味は顔に似合わずトロリと甘い、この頭を鬼がら焼にしたら赤くなってすごい鬼になりそう でもかぶりついたら口が血だらけになるかも
第26報 待ってました ひやおろし!
味がのってきました 森伊蔵も呑みました
2013/9/19今回の旨い酒 今日はいつもの定番の酒はやめて、ひと夏越えて熟成されたひやおろし(秋あがり)のいろいろな銘柄を呑みました、やっぱりお酒は旨みがのったひやおろしがいい。
雪の茅舎 ひやおろし・・・・新政酒と同種のがっちりした旨みと酸味 お気に入り、(秋田 斎禰酒造 純米吟醸)
七本槍 純米吟醸 吟吹雪・・・・がっちりした辛旨酸酒 一口呑んで即お気に入り、 なるほど日本酒度+5.5 酸度1.7、滋賀 (長浜市木之本町 富田酒造)
七田・・・・ 愛山 7割五分挽き 純米 ひやおろし、 上品な旨みが出る愛山を敢えて精米度75%に押えて作っているので旨みがしっかり出て更にひやおろしになって円熟してしっかりまろやかな旨酒、(佐賀 天山酒造)
(呑んだ順は上記の逆で満足でした、今日はもう1酒呑んだんだけど思い出せない 旨かった)
森伊蔵・・・超プレミア有名焼酎 これを800円で出してくれる 焼酎党が見たら腰抜かす、しっかりした味香りだがきつ過ぎず刺激的でなく円やかな口当たり、いつもは焼酎はお酒の最後の〆に呑むがレアもの焼酎に敬意を表して味わうため最初に頂いた 口福幸福!、今回の旨い肴 オジサンの刺身・・・小父さん用の刺身盛りかと思ったらオジサンという魚 の刺身でした。写真のように顎の下に髭のようなものがはえているので付けられた、伊豆以南で取れる魚だそうです、オジサンというのは俗名ではなく正式な名前です。タイに似た赤味を帯びた白身で歯ごたえもタイにているがタイより癖がない、この日はこぶ締めにしてあった。
亭主いわく 面白い名前の魚だったから買ってみた、こういう好奇心面白がりが小麦の楽しいところだ。
アナゴの白焼き・・・天ぷらより身が締まってしっかりした歯ごたえがあり 噛みしめると上品な旨みの油がしみだして噛みしめるごとに旨みが広がる
しっかり系の酒にも負けず互いに引き立て調和する一品 お気に入り登録酒にぴったりの肴 絶対外せない肴、
今日の肴は きぬかつぎ、オジサン、アナゴの白焼き
(復習)私の絶対はずせないお気に入り肴:なめろ(イワシ・アジ)、赤ホヤ、本マグロのカマ刺し、本マグロの中落ち、煮こごり(トリ・魚)、あんきも、鳥皮ポン酢、クラゲ(有明湾特産のくらげの生、酢の物、ぬた)、〆サバ、とりわさ(最近でない)、づけ(いろいろ)、ヤキトン、アナゴ(てんぷら、白焼き)、刺身はいつもどれも厳選され旨く安く珍しい、迷ったら3種盛、第25報 被災の酒東洋美人437 個性的どくれ
2013/9/10東洋美人437・・・変な名前 変なラベル 試作品みたい、実は7月末の山口県を襲った豪雨と水害で、この蔵も出荷できる酒ほとんどなくなり 当分(3か月くらい)作りも再開できない被害を受けたそうです、正規のラベルも無くなり 最後に残った437号タンクの酒ということでこういうラベルになったようです。
味は、旨い 甘露、旨みしっかりの芳醇酒 誰もが旨いという酒
それにしても災害にあった酒は旨い 11年の地震の時の日高見の被災酒も旨かった、こんなに旨いの再開を願わずにはいられない。
どくれ 久礼のすごい酒 直汲みあらばしり 純米吟醸・・・強烈な酒どっしり酒、 最初チリっときて すぐずっしりした旨みが来てその後酸味が追いかけてくる どっしり旨辛酸酒、 あらばしりの為かやや重くて最後一杯には舌に絡まり疲れる 2番目で呑んだ方がいいか しかしその後を担ってくれる酒は多くない 新政の亜麻猫か菊姫鶴の里 悦凱陣か王禄か・・・ 結構あるじゃない、 あいだに焼酎 一番橋を入れてまた日本酒を一から始めるのもいいかな 新しい呑み方試してみよう。
この酒のデータでは日本酒度+5になってるがそんな感じじゃない 不思議。
群馬泉 本醸造山廃・・・辛いが旨い そして安い 400円、 すっきり入ってきた後控えめに山廃らしい酒っぽい味が広がる、少し前にもこういう酒呑んだ ばくれんの黒ラベルだ、ぬる燗にしたら山廃の香味を堪能できるかも 少なくとも常温は良かった第24報 ここまで出来る日本酒 ここまでやるか日本酒のラベル
2013/9/1最近の旨い肴 天蛙・・・新政さんの日本酒もここまで出来るのか!和製シャンパンです、炭酸がとても強く噴出さないように開栓するのも一苦労 コルク栓にしたらシャンパンみたいにポンッと発射するだろうしF-1レースの表彰式にシャンパンかけも出来るくらい、アルコール度が9度とかなり低いのもシャンパン指向なのだろう(アルコール度の低い日本酒は作るのが難しいらしい)、味も甘みが抑えられている、シャンパンとしての評価分からないが 食前食中酒として酔いすぎずに呑め しかも日本酒の味の流れの中で呑める酒、一寸高いが(800円)取りあえずビールなんて云って腹が膨れるビール飲むよりはるかに良い、これで乾杯して 次は鍋島でそれから山ユ・亜麻猫・菊姫鶴の里 そして〆は黒糖焼酎 一番橋 おっと2合をオーバーした、今日は何かのお祝いで乾杯したからたまにはいいか^~^。
(ラベルもいいねぇ 新政さんの秘醸酒シリーズのラベルはデザインと色が地味ながら発酵の世界の神秘さを感じさせるユニークなデザインでお気に入り)
)
御湖鶴 花火・・・このラベルがすごい とても日本酒のラベルと思えない、アフリカの国旗にしたら良さそうなデザイン、諏訪湖の花火大会にちなんで作ったようで裏ラベルでが抽選券にもなっていました、いろいろ考えますね 日本酒隆盛の為頑張って下さい。
ところでお味は・・・、前回呑んだ御湖鶴同様なかなかにしっかり旨酸酒です。
花邑・・・純米吟醸 秋田県両関酒造、濃醇甘口だと亭主から云われ、お気に入りの範疇ではないが最近新しい銘柄との出会いが少ないので試してみた、ところがそれほど甘口ではなくすっきりした芳醇な酒だった、悪くない。
たかちよ・・・特別純米生原酒最近の旨い肴 ①生き締めタチウオ刺身・・・噛み切れそうで噛みきれない柔らかい弾力を噛みしめると広がる品のよい旨み
②こぶ締めタチウオ・・・こぶの旨みと太刀魚の旨みが混然
③朝どれアナゴの天ぷら・・・ふっくらしてしつこ過ぎない程よい旨み
④赤ほや・・・震災以来滅多にお目にかかれなくなった、久しぶり、上品なホヤ味とほろ苦い甘み第23報 旨い日本酒 呑んでますよ
お気に入り新顔 御湖鶴 & ベスト〆焼酎一番橋
2013/8/25しばらく日本酒の報告がご無沙汰してますが、相変わらず旨い日本酒を小麦で楽しんでます。
ただ銘柄的には新たな出会いは当初に比べれば少なくなってくるのは当然なので報告機会が少なくなってしまいました、それでも同じ銘柄でも米や作りが違う酒は次々と出てくるので楽しみは尽きません。
今回は、初めての銘柄2つとお気に入りの銘柄の米違いが2種です日本酒の部 ・・・・お気に入り新顔 御湖鶴 御湖鶴・・・長野県諏訪市のお酒、純米吟醸、しっかりした旨みと酸味もいい、リピートしたい酒、久しぶりのお気に入りの新顔に出会った。
天寶一・・・有名な広島の地酒だが3年ぶり、大吟醸で500円はびっくり、純米ではなく絞りが「せめ」だからだろうが味はバランスよく豊穣で円やかで穏やか さすが大吟醸、駆けつけ一杯目にいい、3年前のはやや硬い感じで燗したら気にいった味になった、今回は冷でも十分柔らかくやや物足りないくらいだったから燗したら味が豊かになるかもしれない。
十四代 白鶴錦・・・白鶴酒造が開発した酒米で山田錦の兄弟にあたる、十四代の間違いのないブレのない旨酒,更にこれは今までより酸味が感じられ私好みにより近い、新政の味に近い、米のせいかな?
而今 千本錦・・・而今ではずいぶんたくさんの米を味わってきた、山田錦 雄町 八反錦 五百万石等々、一堂に集めて飲み比べたわけではないので残念ながらそれらの違いはよく覚えていない、今回の千本錦も今までとの違いがよく分からないが、いつもの而今通り文句なく旨い、しっかり芳醇焼酎の部・・・・日本酒の〆ベスト発見 黒糖焼酎 長雲一番橋 最近日本酒を1.5合か2合呑んだ後に焼酎を〆に呑むのが気に入っている。 そもそも重めの日本酒を好んで呑むので、最後に焼酎を呑むとすっきりとすることを知った。
とはいうものの日本酒の後だからすっきり淡麗タイプの焼酎では味に差があり過ぎ違和感がある。ここはやはりコクのある焼酎がいい。前回報告にもうってつけの焼酎を載せたが、今回のは今までで一番気に入った〆焼酎。
奄美大島黒糖焼酎 長雲 一番橋・・・・奄美大島だけに特別に許可されている黒糖から作る焼酎はコクのある味わいが特徴といわれている。この一番橋もとてもいいコクがあり、しかも芋からの焼酎特有の臭み(これはこれでまたいい)がなく、日本酒との連続性があって〆にはうってっつけだ。
ちなみに当酒楽人は〆の焼酎は生(き)で呑みます、ちびりちびりと舐めるように。
小麦では焼酎は半合単位で出すが、日本酒を2合呑んでから25-30度の焼酎を半合呑んでしまうと2合党としては酒量を大幅にオーバーになるので、いつも半分のんで残りは常連のOtさんに呑んでもらっている、日本酒を1.5合で止めればいい?それでは未練が残る。今まではいつもOtさんがいたけど、居なかったらどうしよう・・・。第22報 焼酎に開眼、
小麦はレアもの焼酎の宝庫
2013/4/30焼酎に開眼
小麦さんにはレアものの焼酎が沢山おいてある、今まで日本酒ばかりであまり関心がなかったが、焼酎好きの人にはよだれが出るような銘柄がしかもこんな格安で呑めるところは滅多にないらしい。
最近2-3試しに呑んでみたら、味も香りも千差万別、すっきり系から濃醇系まで蒸留酒でもこんなに味香りがいろいろあるのに驚いた。
今のところ好みは芋系のどっしり芳醇タイプ、
好みのどっしり系日本酒の締めに焼酎が合うことを発見した。 テレビを見ながら 時代小説を読みながら 生のままチビチビとウイスキーのようになめるのもいけることを発見。
村尾、川越 萬膳は味香りが重厚でお気に入り しかも25度と思えない円やかさでストレートでもグイッと呑んでもアルコールの刺激を感じない。
原料は芋以外の麦 米や、麹も黒麹白麹黄麹といろいろバリエーションがあるようなので好みに出会える新たな楽しみが出来た。
村尾は大層なレアものでここのあるのが奇跡みたいでこの値段も驚愕らしい。
焼酎呑み修行を本物から入れるとはラッキー!
第21報 またまた日本酒ワイン・・・茜孔雀微発泡
2013/4/6茜孔雀微発泡 新政さんがまたまたワインを作りました、スパークリングワインです、貴醸酒茜孔雀の 微発泡酒です。
貴醸酒は醸造するときの水の代わりに酒を使ったもので 一般にはとても濃醇な酒になりますが、新政さんの茜孔雀は貴醸酒でも甘みが抑えられ酸味もあり重すぎず 沢山は呑めないけどおいしい芳醇なお酒で 呑むと笑顔になり幸せな気分にしてくれるお酒です、今回の茜孔雀は炭酸ガスの入った微発泡タイプで 甘みも前回より少なく 口に入った直後は炭酸ガスのチリチリ感によってお酒の味も隠されスパークリングワインのような味で その後チリチリ感がおさまると芳醇な酒の味が顔が出してきて幸せな芳醇酒が楽しめるお酒で 一口で2回楽しめました。
新政さんは日本酒可能性にいろいろ挑戦して 旨い酒だけでなく 楽しい酒 利口になる酒 等を次々と出してくれ、ブログも楽しく大変為になり 酔って楽しいだけでなく総合的に酒を楽しませてくれるありがたい存在です。
号外(2013/4/5) 日本酒 の底力 微生物と新政の匠の技
白麹菌の純米酒、米がワインになった白麹菌の純米酒・・・米からワインが出来た 新政酒造さんの今年の特別頒布会のテーマは「生物の力」、第1回目は「白麹菌の純米酒 と黄麹菌の純米酒」、麹菌の違いで酒はどう変わるかです。
(白麹菌と黄麹菌については下欄の裏ラベルの説明文を見て下さい。)
白麹菌の純米酒は驚くことにまさにワインそのもの!甘みと酸味が強い重目の白ワイン、この手のワインはワインの中では一番好みのワインだ、最初常温近くで呑んだら旨みと酸味が強烈に主張するのでリキュールっぽいワインだと思ったが、冷やすと双方大人しくなり渾然と一体になりワインそのものに変身した、それでも甘みの中には日本酒っぽさが感じられ、ワイン通から見ればおかしなワインなのかもしれないが、当酒楽人にとっとは大お気に入りワインだ。
ちなみにデータ的にはアルコール度12(原酒) 日本酒度-15 酸度4.7 アミノ酸1.1。
今までにもワインっぽい酒というのはいくつか出会っているがここまでワインになっている酒は初めてだ、日本酒でもこんなことが出来るのか 日本酒の底力に感服! 同時に微生物の巧妙さに驚き、そしてそれを使いこなす新政さんの技と好奇心に喝采!
新政さんにはこの白麹菌と黄麹菌をまぜて使った「亜麻猫」を出しているが、これも酸味が効いたお気に入り酒の上位にランクしているので、白麹は好みに合うようだ。
黄麹の純米酒は、本来の日本酒ではあり、新政酒らしい酸味があるが旨みの強い酒になっていた、これは常温では旨みが強すぎるなと感じたがぬる燗にすると旨みが引っ込みバランスの良いどっしりとした好みの燗酒になった。
第20報 花の大関誕生 & 1年ぶりの久礼
2013/3/20今回の旨かった酒 ・・・花陽浴 新政鑑評会優等賞受賞酒 山ユ白 久礼 花陽浴(はなあび) 美山錦 純米吟醸: 埼玉県羽生市 南陽醸造
これは旨い!気に入った、しっかり旨みと酸 どっしり旨酸の亜麻猫に酷似 是非また呑みたいお気に入り上位だが初顔なのでのまずは大関、次横綱最有力候補、 香り高いが派手ではなく嫌味のない好ましいお酒の香、 Kwさんが私の好みだろうと薦めてくれた一品 kwさんも小山商店で勧められたそうだ、 小麦では新顔の蔵 最近新たな蔵のお気に入り酒に出会うことが少なくなってきたのでこれは嬉しい発見、 @¥650も嬉しい。 ネットで調べたら150年続く古い蔵で、今は若い方が意欲的に作っているようだ、女性も参加していた。
新政 東北鑑評会優等賞受賞酒
味はしっかりしているが気品がある、旨みと酸味が調和した新政の味だが酸味はやや抑え気味な分すっきりして、ちょっと気取った新政酒、すっきりしてるので呑み飽きない、でも@1500円なので飽きるほど飲むわけにもいかない(笑)、冷え冷えより常温くらいが味がのっていっそう好みに合う、上品な白身の魚の刺し身が合いそう この時は本マグロの中落ち 中落ちの旨みとがっぷり四つで幸せ。
新政No6ーS:新政No6シリーズ第2弾 Sタイプ、Rタイプよりやや上品な仕上がり
(再登場酒)
十四代角新
久しぶりに十四代の酒を呑んだ、十四代は間違いない蔵だ、旨し
山ユ白:
しばらくぶりに山ユ登場、待ってました!これぞ新政の酒 相変わらず旨みと酸味が程よくバランスしてしっかりした味 白は山ユシリーズの中でも青に次いでお気に入り
久礼:
1年まえに一口呑んで即お気に入りに登録した久礼を一年ぶりに呑んでみた、やはり旨い すごい!。
「こんなうまいのに1年もほっといて他に浮気してごめんよ、でも小麦さんには次々いい女じゃなくていい酒が出てくるのでついつい・・・、でも他の人に呑まれちまわなくて嬉しいよ、待っていてくれたんだね、お前は誰にでも好かれるようなやわな酒じゃないものな、どっしりして個性的で自己主張が強く、ラベルを見ただけですぐ分かった、でも酸いも甘いも持ち合わせ、そんなところが気に入ったんだ、お詫びに写真をまた載せてあげるから許してな、今度また〆の前にはまた指名するから、〆は誰かって それはさる藩の姫だ、これ以上云うと誰かにさらわれるから内緒だ、それから世の中たまに物好きがいるから呑まれちまわないように気を付けてくれよ」
王禄のある酒販店 君嶋酒店 www.kimijimaya.co.jp 悦凱陣と王禄はお気に入りベスト5に入るお酒だが、小麦さんにはたまにしか顔を出さないので、何とか近い所で入手したいものだとかねがね思っていた。
悦凱陣は前報の山甚さんで入手出来るようになったが、今回王禄を常時入手可能な店を見つけた。横浜市営地下鉄吉野町駅から1分の君嶋さんは数少ない王禄の特約店だそうで、専用の冷蔵庫にいろんな銘柄の王禄が並んでいた、これで当酒楽人の酒を楽しむ人生がますます安泰に豊かになってきた、万歳!
←これみんな王禄 感涙!
→
我が家で王禄と悦凱陣の2横綱
そろい踏み
酸味についての・・・新政さんのブログからの知識・・・(次回に延期 新政の白麹酒を経験してから報告) 第19報 久しぶりの報告 2013.2.10
・・・・新政160 新政ナンバー6 王禄山田錦 鍋島荒ばしり
マニアックな酒販店 山甚・・・・王禄 山田錦 純米吟醸 直汲み:
大お気に入りの王禄が久しぶりに小麦デビュー、文句なしに旨い、どっしりした旨みと酸味の醍醐味、云うことなし亭主の話では王禄は最近人手不足で作りが少なくなって入手し難くいらしい、頑張ってほしい
新政ナンバーシックスSタイプ 純米吟醸:
元旦絞りも嬉しかったがこのNO6-Sははまたまた嬉しがらせてくれますね、新政らしい酸味を含んだ濃醇な味、またまたしゃれたラベル、すぐに海外展開出来る味とラベル、新政さんどこまでいやってくれるの、
新政160 純米大吟醸
新政創業160年記念の酒、丹精込めて作り込んだ新政らしい旨み酸味のバランスが上品に仕上げられている、たくさん呑んでもいつまでもおいしく呑めそうだが懐は痛む、@1400 ,晴れの日のお酒。
この酒や元旦絞りは間違いなくワインに慣れてる外人にも受け入れられること間違いなし。
鍋島 荒ばしり
鍋島のいつもながらの奥行きのある芳醇さにかすかな炭酸のチリチリ感が程よい酸味に感じられ、いつもの鍋島より酸味が加わりズバリ好みの領域
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マニアックな酒販店 の紹介・・・・酒の山甚 http://www.sakenoyamajin.co.jp/
家呑みのお酒は最近はほとんど厚木の望月さんで買っているが、大お気に入りの悦凱陣や王禄は扱ってないので小麦さんが置いてくれるのを待つ以外なかった。ところが意外に近い所にいつでも悦凱陣を置いてる酒販店があることを小麦の常連さんのIwさんが教えてくれた。相模原市の山甚さん。
早速行ってみたらあるある悦凱陣が何銘柄も並んでる、まさに悦びの凱旋の気分でご満悦! 他にも知ってる好みの酒だけでも秋鹿 奥播磨 昇竜蓬莱 長珍 菊姫・・・いずれ劣らぬどっしりとした日本酒らしい私好みの酒で、なかなか手に入りにくい酒ばかり置いてある、これはマニアックな酒販店だ、普通の(?)お酒は置いてない、こんなマニアックな酒ばかり揃えて成り立つの?なんて余計な心配をするくらいマニアック、店主はまだ若く、奥さんも若くて気品のある方で、自分の好みの酒を仕入れているらしい、ご夫婦で蔵元にも出かけ、悦凱陣にもほとんど毎年出かけているそうだ、その思いれとこだわりの姿勢が気に入った。きっとここのここにおいてある酒はほとんど好みの範疇の酒ばかりの気がする、そのうち未体験のお酒も味わってみよう、新たな好みの酒に出会える楽しみが増えた。号外 2013.1.14
新政元旦絞り 入荷
当酒楽人ごひいきの新政酒造さんが、気持ちを込めて元旦に絞った純米酒を小麦さんが早くも2日に入手
10日に小麦さんでの呑み初めで勧めれて呑む
旨し 味わいはしっかり深く 円やか
旨み酸味も自己主張せず渾然一体となった円熟した深い味わい
きれいにハモッた和音が別の音に聞こえるごとく 甘いの辛いの酸っぱいのを超えた調和した味
亭主いわく 洋風の料理にも和風の料理にも合います
なるほどワインに近いともいえる
ラベルのデザインも斬新
(最近の新政のラベルは洋風のデザインが多くなってきた)
しかも瓶にじかにプリントされている
おまけに絵馬までぶら下げてる凝りよう
新政さんの意欲が感じられる
今年も新政さんに楽しませてもらえそうだ
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号外
悦凱陣が入りました 2012/8/31
8/30に行ったら悦凱陣入ってました
お気に入り最上位ランクの悦凱陣にほぼ1年ぶりに会えました
これぞ酒の中の酒
いい旨みといい酸味がしっかり
人肌燗が一番
第18報 久しぶりの更新 2012.8.25
家事多忙でめっきり小麦さんに行けなくなりました、
最近になってたまには気分転換に出かけてます、
久しぶりにHP も更新しました久しぶりの旨い酒 亜麻猫貴醸酒茜孔雀
新政さんの亜麻猫シリーズのラベルは何やら神がかった感じで、ありがたく敬虔な気持ちになる、二礼二拍三拝。この貴醸酒のラベルの赤はいにしえのみやびを感じさせるユニークな日本酒ラベルの面白いデザイン、どなたのセンスでしょう。
貴醸酒は水の代わりに酒を使って醸す特殊な酒で、濃醇で度数も高くなる と本で読んでいて一度呑んでみたかった、この茜孔雀は度数は16度で高くないが超濃醇で果物の芳香、日本酒リキュール、お正月のお屠蘇みたい、やはりありがたーいおめでたいお酒だ。
亜麻猫美発泡
これは強烈な日本酒シャンパンだ、、良くある炭酸の入り日本酒は炭酸のチリチリ感に負けて酒の味が隠れて、酒の個性はほとんど分からない、酒っぽい炭酸飲料みたい(これはこれで別種の飲み物として嫌いではないが)、あるいはチリチリが弱い場合はお酒の味が顔を出すがチリチリがお酒の個性の邪魔になる(この手は好きでない)、この亜麻猫美発泡はかなり強いちりちりの中でもっきりと亜麻猫の味を感じる、亜麻猫の強い個性が発揮されてチリチリと仲良く拮抗して堂々たる日本酒シャンパンになっている。
酒屋八兵衛(三重県 山廃)
辛口です 硬派です 個性派です、冷やで呑むとすっと入ってきてするりと喉を通ったあとほんわり山廃の香りが漂ってくる、塩辛に合いそう、燗すると最初から山廃がどっと渋い顔してお迎え、こちらも苦み走って ぐびっ、一人で黙って呑む酒。
これほど硬派で味のある奴は久しぶりだ、黒ばくれんより味がある、(ただし燗冷ましは気分を壊す旨みが出てきたのは不思議 冷めないうちにどんどん呑もう)
じゃんげ(新潟 純米吟醸 生低温熟成)
すっきりして上品な旨み、かなりしっかりした丸みのある旨さ 高級感、1合600円だが味は1000円級、 燗も旨みがふくらんでいけそう。
どくれ(高知)
久礼の極め付けで「どくれ」か? 確かにあのどっしりした旨旨酸酸酒の久礼がもう一回りどっしりした感じ、最後に呑む方がいい、最初に呑むと後の酒が水みたいになるだろう、この手の酒には目がない、たくさん呑まない2合党にはうってつけ。
而今八反錦(三重 純米吟醸 無濾過生)
文句なく旨い酒 好きな酒、バランス良くしっかりした旨みと酸味
浅草(ざるそう)蓬莱(純米大吟醸 山田錦、神奈川 大矢孝酒造)
お気に入りの昇龍蓬莱の大矢酒造の酒、昇龍蓬莱よりきれいで円やかだがしっかりした旨みと酸味は昇龍蓬莱を生みの親らしさが感じられる、十四代愛山純米吟醸中だれ
大矢酒造の本来の銘柄はこの浅草蓬莱だそうです(浅草とは蔵のある昔からの地名)、昇竜蓬莱は若き当主が立ち上げた銘柄、
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新企画・・・・ 「**さんおすすめ} 久しぶりに行ったらお酒の張り紙の横に何やら小さな紙が貼ってありました、 「**さんおすすめ」、これはいい、お馴染みさんどうしの親近感が一段と深まるし、あの人が好きなら試してみようと呑んでみて思わぬ発見もある、
信さんおすすめ は亭主の信さんおすすめ、信頼している亭主の推薦となれば試さないわけにはいかない、となってもう一杯、(本当はここにあるお酒の99%は亭主の選び抜いたものだからほとんど推奨酒で、<信さんおすすめ>は新しく入れた酒 ということ、だからやはり試したくなる)
旨い肴 天然赤ほや: ほやは夏がシーズン、でも今年も入手難です、主要産地だった三陸の震災の影響です、養殖だと4-5年かかる
天然ものは今は青森・北海道からで品薄なので高価
赤ほやは上品なほろ苦さとくどすぎない独特の「ほや」香 後から広がる甘みが何とも言えない、
めったに入らないけどあれば絶対はずせない大好物、お気に入り肴。
旨い飯 ・・・・ 小麦さんは酒と肴が旨いが昔釜で炊く飯も旨い 小麦さんは飯を昔ながらの釜で炊いています、
20分待てば炊きたての飯でおにぎりやお茶漬けが食べられる、
電気釜全盛の時代にこの釜(何という名前だっけ ただのの飯釜か?昔釜?)で炊く店はほとんどないだろう、今電気釜が次々新製品を開発して10万円以上もざらだが、みなこの昔ながらの釜を使って竈で炊いたのと同じように炊き上げる事を目標にしているのだ、写真では業務用のガスコンロの大きな炎が釜の下半分を覆うように上がっているのは、竈に釜がはまり込んで加熱されているのと同じ効果を与えているのだろう、だからここの飯は実に旨いはずだ。しばらくお休みします 2012.5.20 第17 報 お久しぶりです、 旨い酒呑んでますよ 今回の旨い酒・・・・ベストは久礼 さて下に勢ぞろいしたのは横綱級お気に入り酒ですよ。 (春場所が鶴竜の健闘でいつになく盛り上がって頭に残っているせいか相撲を引き合いに出した話になりました)
●大相撲は横綱一人に大関6人だけど、今場所の小麦は横綱5人です。
中でも大横綱は久礼(純米吟醸)、足腰しっかりしてどっしりとして酸も旨いも併せ持ち円熟の味、堂々たる横綱ぶりは日本酒度+5・酸度1.7の数字そのもの、慎重2メートル体重200キロで筋肉質の偉丈夫横綱だ。
●常に横綱を出している新政酒造部屋は今回は「無垢の酒」、相変わらずいい酸味を出してます、酸味の良さでは右に出るものなし、6號酵母一筋に拘っている業師ですね、何を出してきても期待を裏切らない。
●神奈川県代表の大矢酒造部屋から二人輩出、昇竜蓬莱、<純米吟醸雄町60> 昇竜蓬莱<特別純米生?仕込>、最近とみに強豪力士をぶれず輩出し始めている大矢部屋、昇竜蓬莱<純米吟醸雄町60>、は久礼と似たもの同士で、がっぷり組んでいい勝負をする強豪酒、やや久礼に力負けするか、どっちにしろ最後の一番にしないとほかが弱弱しく見えてしまう。
●昇龍蓬莱<生?仕込>はポンッシュワーと元気いっぱい、がっちりとして相当に体力がある、が、やや若さで荒っぽい、内には昇竜蓬莱らしい醇にして酸な片鱗をひそませていて、一升ビンが残り少なくなる頃には粗さがなくなり円熟してきて、醇と酸に加えて渋さも出して只者でない風情。
●一気に躍り出てきたのが・・・・越後新潟のの「謙信」(純米吟醸)、、この謙信 力強いが機敏、しっかりした醇と酸を兼ね備えているが重くなく爽快、所が機敏なだけになかなかつかまらない、呑み行けば完了買いに行けば完売、それほど人気があるということだ、やっと逢えた。
大関級にもなかなかの逸材あり。
○本州一はいい味は持っているがやや軽量で横綱にはなれない、駆けつけ三杯ならぬかけつけ半合にはうってつけ、なんといってもこの旨さで450円、十四代本丸と旨くて安い双璧をなす、本丸はくらいついてねちっこいのに対して、本州一は颯爽と一気に突きっぱなす感じ、日本酒度+5酸度1.6の数字が示すようなかなりのずっしりとした硬派のイメージよりすっきりしている。
○山ユ緑、新政酒造の山ユシリーズの新顔 美郷錦は山田錦と美山錦の交配 美山錦はすっきりシャープな味を作るそうで、その影響か新政酒にしては酸味が控えめな芳醇タイプ。
○あづまみね(岩手)は、旨みと酸味が主張しすぎずにかつバランスがよく上品な旨さ、美山錦はこういう味になるのか。
その他山ユの空色というのも出ました、これは山ユ緑よりさらにすっきりして、2合党には物足りなかった今回の旨い肴 尾長タイ・ハタ・太刀魚の3種盛・・・・贅沢なご指名3種盛、三者三様のコク、3種の旨みを堪能するにはおしゃべりせずに集中して頂かないと魚に申し訳ない。
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第16報 新酒の季節です
ひやおろしも味がのってます
魚も脂がのってきました
酒楽人には嬉しい季節到来です
(2011.12.30)常連のNさんが作った直径45cmの見事な酒林
こんな粋な居酒屋は滅多にない、
暖簾を見なければ三ツ星の一流小料理屋の風格
もちろん酒と肴は三ツ星級今回の旨い酒・・・ベストは山ウ佐藤卯兵衛 山ウ佐藤卯兵衛 純米大吟醸・・・またまた新政酒造 伝統蔵の伝統銘柄、お気に入り連発の新政の山ユブランドは現在の蔵主が立ち上げたもので、先代佐藤卯兵衛のブランドが山ウ、新政らしい酸味の利いた旨酸酒は山ユと共通しているが山ユより辛くてしまっている これはいい!常連呑み女のシーさんいわく男酒だ、上位お気に入り登録
超超久 純米吟醸・・・しっかりした旨旨酸 お気に入り
昇竜蓬莱 男の夢・・・待ってました1年ぶりの再会、去年よりやや旨みが勝って酸味が控え気味、望月商店のPBだそうで そういえばラベルの字色が紺色だ、去年の濃醇旨酸の方が好きだ
金冠黒松 純米大吟醸・・・重すぎないがしっかりしたバランスのいい芳醇辛口 お気に入り
賀儀屋 純米吟醸・・・どっしりした旨酸酒 愛媛県産 お気に入り
十四代七垂二十貫 純米大吟醸・・・しっかり旨くてすっきり上品 @\2000/合 気に入っててもしょうがない高嶺の花、愛山使用
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今回の旨い肴・・・ベストはワタのルイベ ノドグロ刺身・・・ また写真撮り忘れて食べてしまったので魚の写真でご容赦。 島根鳥取など西の日本海側で捕れ別名アカムツ、東のキンキ西のアカムツといわれるくらいの高級魚です、居酒屋なんかに出てくる魚じゃないんです、こういう魚が出てくるんだから小麦はすごいでしょ。
さてさてお味は・・・上品に旨い旨い、脂がのってるけど癖のないさっぱりした旨さで口の中でとろける、油断するとすぐにのどに流れ込んでしまうからしっかり口の中にとどめ置き口中に旨さを広げて味わう、呑みこんだ後も上品な旨みの名残を惜しむ。すっきりした旨みの辛口酒を磁気の盃で呑んだら殿様のような気分になるような肴だ、目つむれば小麦でも(?)殿様気分、良い思いをさせてもらいました。
生けじめハタ、マコカレイ昆布締め、〆サバ3種盛・・・・(手を付ける前に撮れました)
ハタは小麦では初めて、コリコリという硬い食感コリコリとは違った新鮮感より柔らかいけど噛みしめるとぐっと歯ごたえを感じて上品な油の旨みが溶けだしてくる、
生けじめ鰆(さわら)、氷見のブリ、朝どれコチの生けジメ3種盛・・・(撮る前に相棒が手を付けて写真なし)
最近は魚が旨くなってきたので旨そうな刺身が何種類もメニューのって迷う、そういう時は好みの刺身を3種盛りにしてもらう、メニューにはないこの手はいい、で この3種盛りの味は?、亭主が厳選してくる刺身に間違いはない、三種三様の新鮮な旨さを贅沢に堪能
ワタのルイベ・・・・聞いたことも食べたこともないすごい旨旨の珍味、イカの肝を凍らせたルイベです、濃厚なこくはアンキモ以上、絶品珍品!イカの肝なんかいつでもどこでもありそうだけど、寒さに向かって肝も太り味ものって一段と旨くなるそうです、鮮度がいいから肝独特の臭みは全くなく旨みだけ、舌に乗せると氷が解けると同時に肝が溶け広がり口中旨みでいっぱいになる、もう少し舌に乗せておきたいと思っても浸み込んいくように溶けて無くなり旨みだけ残る、しばらく余韻を味わったらすかさずこの旨みに負けないしっかりした酒を少し含み込む、菊姫鶴の里の燗がいい、燗の温度で旨みがよみがえり酒と渾然一体になり グビッ、ああ幸せ!
第15報 初対面酒大健闘 (2011/10/7)
・・・・七田 鳳凰美田・・・・今回の旨い酒 ・・・ベスト新人は七田と鳳凰美田 前回の決意に基づき、早速初対面を重点的に呑み、馴染み酒は封印しました。
ところが小麦さんにはしばらく油断しているうちに初対面酒がいっぱい現れ 2合党は一回で試せるのは半合づつ呑んで4酒ですからとても全部は呑み切らず、そのうちまた新顔が出てくるのでいたちごっこになり、いつまでたっても全ては呑み切れない、という嬉しいような悩ましいことになりそうです。
右の写真はお酒のお品書きで、この日は49酒です(このほかに大好きな王禄 亜麻猫は載せてないし冷蔵庫にはまだまだ未公開酒がある)。このうち初対面酒は13酒、その中の8酒を2回で呑んだ報告です。
・七田(しちだ) 7割5分挽き純米・・・
えっ!精米75%で純米酒? 純米酒表示は70%以下じゃなかった?
実は平成16年から改正になったそうで、純米だけ精米歩合の要件はなくなったのです。醸造技術の進歩により70%以上でも品質の良い酒が出来るようななったのが理由で、代わりに麹米は15%以上使用する条件が加わった(これは全ての特定名称酒に対して)、知らなかった。
さてこの七田はすごい!
コクのある旨みが濃くしかも酸味もしっかり含んだどっしりとした かと言って旨み酸味が勝手に自己主張するような事はなく 口に含むとまろやかにコロッと広がり 広がるにつれ旨みと酸味が見えてくる、 お気に入り最上位ランクに登録、しかも安い500円 この旨さでこの値段は驚異!感激! しかもしかも米は旨い酒は出来るが価格は高くて造りは難しいといわれている「愛山」を使用している、雑味のない旨さは愛山に拠るのかもしれない。
佐賀県天山酒造の七田銘柄は若い跡取りが醸す酒、普通愛山を使った酒は旨いがワンランク高くなる そのせっかくの高級酒米愛山使って75%しか精米しないという逆転の発想が成功してこんなに旨くて安い酒を造った えらい!
家の晩酌用にも登録しよう(現在の晩酌用酒は小麦さんには置いてなくて3000円以下のお気に入り酒ということで 月山 天青防空壕貯蔵 秋鹿)、 七田は望月さんにあるのかな?。
・鳳凰美田・・・
ひやおろし純米吟醸生詰、酸味がしっかり旨みもしっかり 冷やでは酸味勝ちに感じワインに近い 常温でぐっと酒らしい旨さも出てしっかりした旨酸酒 お気に入り登録 最上位ランクになるか再度検証、栃木・小林酒造 @600
・ポルチーニ 三井の寿ひやおろし 秋純吟・・
穏やかなでも弱過ぎない旨みと酸味 お気に入り ポルチーニはイタリアの茸でその香りがするらしいけど感じなかった 斬新なネーミングと横文字とシンプルな絵だけのラベルはお酒に見えない 小麦以外で出会ったら手が出ない、福岡・井上合名 @550
・悦凱陣(よろこびがいじん)・・・
ついに小麦でも悦凱陣は呑めた、「いちべい」で呑んだ「悦凱陣オオセト」より旨みが勝ったどっしり旨酸、日本酒度+5酸度1.7、悦凱陣オオセトは日本酒度+11酸度1.8 なるほど好みより少し旨みよりなわけだ、常温近くで呑んだけどもっと熱く燗をしたらキリッと締まってお気に入りになるかな 今度試してみよう。@(張り紙なしで不明)
大体当酒楽人は、燗といえば人肌くらいのぬるい燗か常温が好きだけど、もっと熱い燗が旨いこともあると小麦さんに云われた、確かに小笹屋竹鶴は熱燗が上手かったなぁ、しっかりした酒は熱燗も試してみよう、全く別の酒に代わる可能性もある、楽しみだ (失敗したら燗冷ましで呑めばどこかの温度で旨いはず)
・やまとしずく・・・純米吟醸 バランス取れてるが少し物足りない 燗したら味が出るかな 秋田・秋田酒造
・一蕾(ひとつぼみ)・・・好みより旨み勝ち過ぎの旨酒 香川(司牡丹の蔵)
・白瀑(しらたき)・・・純米酒、すっきりした辛口旨酒 沢山呑んでしまいそう、 @450 秋田八森町 山本合名 (八森町は白神山地のお膝元)
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小麦のワインも旨い・・・・以前に第7報でも一度小麦さんの赤ワインを飲みましたが今回は白ワイン、あの時小麦さんは「赤は自身があるけど白はまぁまぁかな」と云ってたけど、このチリのワインは酸味の強いタイプで私の好み、すっきりした酸味だ、味がまた個性的、何かのさわやかな果物・・・、味も香りも総合してすっきりしてるがしっかりしたワインだ、日本酒の延長線上にある親戚のような酒だ、また呑みたい (ワインの場合は飲みたいかな)(今回は常連のオーさんのお流れ頂戴だった 御馳走様でした) 1本1800円 グラス500円、こういう酒にはどんな肴が合うのかな・・・楽しみ! 今回の旨い肴 ・カワハギ刺しのきもあえ・・・
贅沢な旨みです、カワハギのきもは滅多に味わえない高級品、さっぱりしたカワハギの旨みを感じた後じわっと肝のこってりした強烈な旨みが広がってくる、高級品のおすそ分けにあずかったといった感じの満足感も一緒に幸せ。
・揚げだし豆腐・・・・居酒屋定番メニュー、だが小麦のは一味ちがう、上にかかっているのは大根おろしと山芋、これが何とも巧妙な取り合わせ、だしの旨みが絡まって酒の肴にぴったり。 カワハギ刺しのきもあえ 揚げ出し豆腐
・とりわさ小麦風・・・
黒く見えるのは海苔、緑色のはネギ、これがとりわさ?海苔とネギの下にタレの漬けにになってる鳥刺しが出てくる、わさびをのせながら食べる、漬けのタレの味と海苔とネギが絶妙の鶏わせ いや取合わせ(おじんギャグ)、確か鶏もどこかの旨い鶏だったはず。
こんなに旨い肴はいつでも食べたいけど、前に食べたのは半年くらい前かな、日参する人がいるくらい常連さんがほとんどの小麦さんだから同じメニューでは飽きてくるので、このとりわさのように惜しまれて姿を消し、しばらく休んでからひょっこり出てくる旨い肴がたくさんある、再会の嬉しさも手伝い旨さが倍加するのでそれもまた楽しみの一つです。
第14報 ついに逢えた 悦凱陣、 久しぶりの赤ほや (2011・9・24) 今回の旨い酒 最近は銘柄・蔵元が集中してきた。確かに鍋島 而今 新政 は作りは違ってもどれも旨いのでつい無難な選択としてそれらを選んでしまう。小麦さんの酒にリピートしたくない酒は滅多にないから、全く新たな銘柄を選んでも失敗はないし、新たな発見に出会う楽しみもあるのだが、その好奇心上回るくらい鍋島 而今 新政 から次々出てくる作りの違う酒はどれも旨いのでその旨さの魅力に負けている。
今回も王者の王禄 女王の菊姫を筆頭に 鍋島 而今 新政 と常連蔵がずらり並んでしまった。
・王禄 超辛純米・・・ この銘柄は初めてだけどやはり王禄丈径同様しっかり旨辛酸 酒9.9酸2.4 数字は超辛だけど味は旨みしっかり 人肌燗が最高 当然一級お気に入り
・而今 山田火入れ・・・しっかり旨 お気に入り
・而今 特別純米・・・旨酸 お気に入り 而今はどれもお気に入り
・鍋島 純米生?・・・芳醇旨酸 独特の旨味味 生?味か @580 お気に入り
・鍋島 三十六万石雄町・・・旨酸 お気に入り 鍋島もどれもお気に入り
・新政 6號ひやおろし・・・しっかり旨い酸味は弱い 一月の新酒より旨みがのっている @550・日高見 純米吟醸・・・震災後にかき集めた道具で何とか仕込んで作った酒 きれいに旨味をのせている日高見本来の味か 駆けつけ一杯目にいい@650
どうも味の表現が乏しいな 違いがないな、味覚が鈍くなったか 味を忘れたか(あり得る) 表現力が低下したか・・・・?、ここに載せるのは次も呑みたい酒だから、好みの幅が狭くなって似たような味の酒を選んで呑んでるのかな?
酒造り技術が進歩して人気のある酒の味コピーが作りやすなってどこも似てきたかのかも知らない・・・。
次回は新顔ばかりに挑戦しよう、なじみのお気に入りは封印して。
その他常連酒
菊姫 鶴の里・・・里久しぶりに再会 やはり一級お気に入り、
亜麻猫・・・やはりかなり個性的な旨酸濃厚、
旨い酒 小麦外編・・・悦凱陣 at「いちべい」 小麦ではなく荻窪の居酒屋「いちべい」で呑んだ、 好みにドンピシャ お気に入り最上ランク登録。
悦凱陣は、お酒の本で好みに合いそうなそそられる味の表現をみて、是非一度味わってみたいと思っていた。小麦さんにも入れてくれるようにお願いしていたが、「この手の味の酒は一般受けしなくて余り出ないので、沢山置くわけにもいかないんですよ・・・そのうちに・・・」ということになっていた(確かにメニューにも出してない私好みのお酒も何本か置いてくれてているので納得)。
「いちべい」は荻窪にある知る人ぞ知る居酒屋で、こだわりの地酒を常時200本以上置いて、いろいろなイベントもよく開催している意欲的な居酒屋さんです。そこのホームページを見ていたら悦凱陣が載っていたので一度行ってみたいとかねがね思ったところ、阿佐ヶ谷で友人の葬儀があり、彼も酒が好きだったので彼を偲んで一人精進落とし ということにして行ってみた。
確かにお酒は一杯あり雰囲気もいい、近くにあったらはまりそうなお店、但しお値段は小麦さんより200円くらい高い それでも都心よりは幾分安いのだろう、 (余談ながら話には聞いていたが十四代本丸が1000円には驚いた 小麦さんは450円だから 小麦さんのありがたさを改めて実感)。
さて悦凱陣は、一口呑んで好みにドンピシャ お気に入り最上ランクの味でした。旨味もしっかりと酸味もしっかりでバランスよく円熟した角のとれた味わい、人肌か常温が最高、1年熟成の「菊姫鶴の里」に似ている、期待通りの旨さ。(今回呑んだ悦凱陣は オオセト純米酒、辛口無濾過 、日本酒度+11 酸度1.8)
友人にも呑ませたかった、合掌。今回の旨い肴・・・・やっと再会 赤ほや 赤ほや・・・夏が本番の赤ほや 小麦で何回か仕入れてメニューに載ったらしいけどその都 度擦れ違いで「昨日ありました・・・」が3回くらい続いて悔しい思いしていたが ついに巡り会えた。 今日の仕入れの最後の一つだったが一番大きいやつで 身も分厚くたっぷり 柔らか硬い歯ごたえ 口の中に鮮烈なホヤ味充満・・・ 残り物に福 感激!。
大震災で三陸産は入らず 北海道産が時々しかないらしい、早く復興してほしい、早く手厚い支援をしないか! 海産業なくして東北の復興はない、海産業が最優先だ!第13報 またまた新政酒造、亜麻猫 最上級お気に入り酒 (2011/8/10) 新政酒造の亜麻猫 小麦さんにはお気に入り酒が多々あるが, 最後の〆には必ず呑みたい酒、しかも5勺づつ呑むのが常の当酒楽人が、1合呑む位好きな酒が最上級お気に入り酒です。
ちなみに今までの最上級お気に入り酒は 菊姫鶴の里 王禄丈径 剣菱瑞穂黒松 天青BY19 昇竜蓬莱、最近会ったものは 鍋島三十六万石 山ユ青ラベル、小麦にはないが望月酒店の 天青防空壕貯蔵 月山など。
今回出会った新政酒造の「亜麻猫」は、一口呑んで即最上級お気に入りに決定、
しかもこれらの中でも異色を放つ逸品、一口呑んで これは酒かワインか? 酸味の勝った白ワインに近い、 なんといっても酸味の深さ でもすっきりして重くならない、しかも濃醇な日本酒の旨みがぎっしり詰まっている。
これだけ旨みも酸味も強いと重すぎると感じるかもしれない(昇竜蓬莱みたいに、それそれでまた好きなのだけど)が、亜麻猫は重くは感じないから不思議、 濃醇にして強酸にして快滑 。
数字的には 日本酒度1.0 酸度1.9 だが酸味が数字より強く感じるのは酸の種類がが違うからか。
最も一般的な酒の醸造では雑菌の繁殖を抑えるため乳酸を添加するがそれでは純粋に自然な発酵ではない、かと言って生?造りや山廃は手間がかかり過ぎる ということで焼酎で使う白麹菌を使っているところが挑戦的で、この白麹菌からはクエン酸が出るらしい。
味わいが濃厚だけどすっきりした感じはなのもクエン酸のおかげだろうか。
裏ラベルによれば白麹菌と従来の黄麹菌を混ぜているので醪が黄白色の亜麻色になるので亜麻猫としたらしい(なぜ猫かは書かれてない )
秘蔵酒と銘うち、ラベルも何やら神秘的神がかり的で、ありがたく拝みたくなる。
こんなにありがたいお酒でも一合600円。
新政酒造はブログも楽しいし、酒でも 山ユの青・ピンク・白 新政山廃 そして亜麻猫 とお気に入りの連発して大いに楽しませてくれ、酒造りの姿勢も真摯で挑戦的ですっかり新政ファンになった(ブログ http://ameblo.jp/yama-u-suke/ )。今回の旨い酒・・・・・ベストは当然 亜麻猫 山ユホワイトラベル 純米吟醸:新政酒造の山ユ第3弾 夏向きというふれこみらしくピンクよりすっきりしているが 旨みと酸味ははしかっり残っている(日本酒度1.0 酸度1.9) 一番バッターか二番に向いている、お気に入り、常温になると酸味がさらに利いてきて3番バッターでも十分。@750。
ちなみに山ユの3種は米が違うらしい 青は美山錦 ピンクは改良信交(復刻米) 白は秋田こまち。
山ユ3兄弟を呑むとしたら 1番バッター白 2番ピンク 3番青 そして4番は亜麻猫
くどき上手 穀つぶし純米大吟醸: 出羽燦々22%精米 22%まで精米した割には旨みはしっかりしているがすっきりした上品な酒 福々しい優雅なお酒、山形・亀の井酒造@950今回の旨い肴 特上シロコロの味噌炒め :シロコロは厚木のB級グルメで有名で、あれは豚を使っているが小麦のシロコロは牛、脂分は溶けるように柔らかく豚の臭みはなくほのかに牛の味がする 脂が溶けた後に残る噛みごたえのある部分を呑みこまずに噛んでいると牛の旨みがしばらく味わえるので2度旨い 味噌味が油っ気を程よく中和してしつこい感じはしない。厚木のシロコロはまさしく白くてコロコロしているけど小麦のはコロコロというよりフワフワしているからフワコロの方があっている。(北海道の牛なので心配ありません))
脂肪分は多いからメタボの人はこれを食べた後は脂肪分は控えた方がいい でもこれは食べた方がいい。
(写真は例によって食べ急いで撮りそこなった この日は写真用に食べてくれる人がいなかった 残念!)第12報 極楽の至福コース (2011/7/13)
7/13は当酒楽人71歳の誕生日
極楽浄土に一歩近づいたらしいだけど 当人は極楽「小麦」で至福のフルコースにどっぷり極楽の至福コース 小麦は当酒楽人にとって現世の極楽、 極楽「小麦」での幸せは 新しい旨い酒と出会え発見する楽しみと お馴染みのお気に入りの酒をあれこれ堪能する楽しみ。
極楽通い1年半、最近はこの幸せをフルに楽しむコースが出来てきた。
まずは駆けつけ一杯はさほど重くないけど旨みはしっかりしている酒、次から旨い旨いと陽気に呑める芳醇な酒へ 半合づつ 最後は〆にお気に入り最上ランクの山廃系のどっしりした渋い酒をひとり静かに呑む、途中で亭主との話の流れで新しい酒を試してみる。 最初に「今日はあれとこれとあれと・・・・にしよう」などとお酒のお品書きを見ながら本日のコースを決めてみるのも楽しみ、たいていその通りににはならないけど選ぶだけで楽しい。
最近の幸せコースの例は、 まず日高見希望の光 次は山ユピンク 次は山ユ青または 而今の火入れ 最後は菊姫鶴の里の人肌燗。 最初に呑むのにふさわしい酒は最近まで定まらず新顔も試していたが、311災害以来宮城の日高見の復興応援酒希望の光に出会ってからこれに決まってきた。中間の旨い酒は小麦には選ぶのが迷うくらいたくさんある、最後の〆はお気に入り最上クラスで 菊姫鶴の里はじめ王禄丈径 剣菱瑞穂黒松 天青BY17 田酒山廃 昇竜蓬莱 など多くはないが何か置いてある。
全部で2合多くても2.5合には納める呑み方なので、どれも半合づつ呑むが、〆は一合呑みたっぷり楽しむ。
2合で至福の極楽気分を満喫する呑み方です。今回の旨い酒・・・・・ベストは 而今五百万石火入れ純米吟醸 而今 純米吟醸 五百万石火入れ:濃醇にしてすっきり酸味も旨し しっかりまろやか お気に入り、人肌も旨そう @600
鍋島 風 純米吟醸:而今に劣らず濃醇でしっかりまろやか お気に入り
鍋島 山田錦本醸造: @450 この値段でこの旨さ 醇にしてすっきり信じられない 駆けつけ一杯に最適 本醸造侮りがたし、鍋島どれも旨い感服!
梅の里:純米吟醸 バランスの良い旨さ 重すぎず @600
・・・・・・・・・・・・・・・
焼酎の部
侍士(さむらい)の門・・・味も香りも豊穣絶品、昔の焼酎の味、この味香りを楽しむにはお湯割りが一番 @600 お気に入り今回の旨い肴 とりの煮こごり・・・口に入れるとひんやりして心地よく 口の中で溶けて旨みが いっぱいに広がる 呑みこむのが惜しく舌で溶かし広げて味わっていると のども欲しいと催促され流し込んでしまう 名残惜しそうに旨みがいつまでも残っている そこで未練を断ち切りちびりと呑んで また一口・・・、冷たさと透明感が夏の肴にうってつけ、お気に入り肴登録
入梅イワシのなめろ・・・小麦のなめろはお気に入り肴だが 梅雨に入ってから取れる入梅イワシは脂がのって 今までのなめろの中で最高の旨さ 入梅イワシがこんなに旨いとは知らなかった、
煮こごりもなめろも 極楽極楽
第11報 旨い酒を呑んで震災援助 (2011/5/15) 今回の旨い酒・・・・今回のベストは新政 山廃 日高見 希望の光・・・石巻の平孝酒造は今回震災で津波被害こそなかったが地震によって仕込中の酒がタンクから溢れだし、残った酒も電気と水も止まり工程の管理もできなくなり2週間放置せざるを得なかったそうです。復旧してからどうにか絞った酒をブレンドして味を調整して造ったのがこの希望の光だそうです。この酒の売り上げの一部を義捐金として寄付するそうで、この酒を呑むと震災援助に協力することになるというので小麦に行くたびに呑んだ。非常事態で苦労して造ったにも関わらず評判の蔵だけあって味はいしっかりして酸味もほどほどある、常温から人肌に燗するとお気に入りの味になった、550円では絶対呑めない味。
鍋島 隠し酒・・・純米吟醸生、ほっとする旨酒 鍋島は皆旨い お気に入り、ラベルが裏文字
新政 山廃・・・山廃らしい複雑な味はあるが癖が少ない上手に造った山廃 お気に入り
結人(むすびと)・・・純米吟醸、バランスはいい旨さだが上品でやや弱い、珍しく群馬の酒
〆張鶴 純・・・味はのってるがすっきりしている旨さ 純なる所以か
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今回の旨い肴 ・・・肴はもっぱら山うにとうふばかりで呑んでいるので新しい肴情報はありません 第10報 逸品酒続々登場 & 逸品珍味も登場 2011 今回の旨い酒 ・・・・・今回のベストは菊姫 鶴の里, 次点は僅差で 山ユ青ラベル 山ユ(青ラベル)美山錦(純米吟醸 秋田 新政酒造)・・・ 思わず口に出る 旨い!即お気に入り登録 旨みと酸味のどちらもすっきりしたしかもしっかりして渾然と溶け合っている酸味の利いた濃醇酒旨酸酒、口を開けて2日で完売の人気、秋田以外では手に入りにくいレアーものです。@\700
山ユ(ピンクラベル)・・・地元の復古米・改良信交を蔵付き酵母の6號酵母で醸す地産にこだわった酒、青山ユより旨みが引っ込んでいる分すっきりした辛口感があるが酸味は利いている
菊姫 鶴の里・・・一級の渋旨酒 、山廃の2年熟成もの 山廃の荒さがない滑らかさ・まろやかさは熟成によるのか 特A地区の山田錦のせいもあるだろう、人肌燗か常温にすると俄然旨くなる、飽きのこない渋旨酒 渋旨第1位の瑞穂剣菱より旨みがのっている 剣菱と1,2を争う もちろんお気に入り登録。@\900
而今(じこん)・・・ 純米吟醸 品のいい軽快な旨みと酸味 新酒の味もうっすら感じその下に旨みが隠れている感じで熟成が進むともっとしっかりした旨みが出てきそう、@¥800
射美・・・特別純米 岐阜県揖斐郡、なかなかいい旨みが出ている 酸味とのバランスもいい 、なんといってもこの安さでこの旨さは驚き@¥500夫婦二人で酒つくりをしているそうだ
今回の旨い肴 山うにとうふ・・・惚れた!豆腐を味噌に付け込んで熟成させたものらしい、ウニのような味がするということから山うに、とろっとして旨みたっぷり ほのかに味噌の香りもするが何とも表現できない旨味で目をつぶって食べたら・・・なんだか分からないだろう、麹の作用でとうふが発酵していろいろなアミノ酸や糖が出来てこの味になっているのだろう、沖縄の、<豆腐よう>も豆腐を紅麹に付け込んで発酵させたものだが、あれより癖は少なく食べやすい、爪の大きさほど箸で取って口に含むとトロット溶けてじわっと旨みが口いっぱいに広がる・・・お気に入り肴に登録
<山うにをちびちびなめて一人酒>
肴のお気に入り登録は今回が初めて登場、メニューにあれば必ず食べたくなり酒のつまみに合う肴です。
今までのお気に入り肴は イワシ・アジのなめろ 鳥皮ポン酢 アン肝 アサリの酒蒸し 〆サバ 焼きトン クラゲの刺身 赤ほや 白貝の酒蒸し 本マグロの中落ち タコシャブ(メニューにないけどタコの刺身があるときは特注で作ってもらう) 糠漬け 本マグロのかま刺し 本マグロの中落ち・・・つばが出てきた・・・、中でも回数の多い肴は なめろ アン肝 鳥皮ポン酢 本マグロの中落ち 〆サバ・・・みんな多いか((笑))。
珍しくて旨いのは、山うにとうふ クラゲの刺身 赤ほや 白貝の酒蒸し 本マグロのカマトロ刺し、その他は珍しくないけど一味違う旨さ、。
刺身類は亭主が厳選して仕入れているので何でも旨さではずれたことはないし、お値打ち、高いものは仕入れてこないから安くておいしいものが食べられる、記憶にあるのは、ほたて 北寄貝・・・多すぎて書ききれないか、
中でも亭主も薦める逸品は本マグロのカマ刺し これは小麦で一番単価が高い肴で900-1000円だが,余所で食べたら2-3倍は取られる、何せ一番おいしい部位的だがわずかしか取れないから貴重品なのだ、どうやって仕入れてくるのか時々メニューに載る、これがあったら酒を一杯減らしてでも食べるべきだ、ところがこれを口にしたら余計呑みたくなるから厄介だ・・・幸せな悩みですあとがき・・・山ユ、新政、 醸造技術 協会酵母6号のルーツである秋田の伝統蔵新政酒造の若き次期当主で杜氏でもある佐藤祐介氏が手掛た酒で、先々代で名杜氏と言われた佐藤卯之助の作った酒が山ウ印にならい祐介のユを冠したそうです。
祐介氏の書いているブログ<蔵元駄文>は大変面白くためになり愛読しています、
ジャーナリストを経験した氏の自由闊達な文章で語られる酒造りの実情は、ドキュメンタリー風で面白いだけでなく、酒造りの技術をかなり詳しく解説して大変参考になります。中には酒造りの多くの本には余り書かれていない、ここまでばらしていいの?というような内幕技術も書いてあり。
米と米麹と酵母と水だけで作るのが純米酒だと思っていたら酵素剤なる物質も使うのには驚いた。
酵素剤とは、麹や酵母が米を糖に変えたり糖をアルコールに変える発酵反応を行うときに関与する物質単体を培養抽出したものでこ、酒の味や香りやアルコール度や収率などを制御するのに使うそうです。
こういう技術ができたから若い杜氏が現れ、様々な旨い酒があちこちで造れるようになり、歴史上今はうまい日本酒が最も手軽に楽しめるいい時代なのです、今酒を呑める人は幸せな人です。
日本酒がんばれ! 酒どころ東北がんばれ!
(醸造用アルコールや酵素剤などの醸造について、聞きかじり読みかじりした話を後日書いてみる予定です、技術としては大したものですが、この技術に頼り切っていいのか疑問も感じ考えているところです)第9報 新酒の季節到来 お気に入りの新顔酒・常連酒続々
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長年の禁を破らさせた誘惑肴今回の旨い酒 ・・・・新酒の季節到来で旨い酒続々 新規お気に入り登録:
①三千盛 純米大吟醸(愛知)・・・すっきりして芳醇 まずは一献にうってつけ
②鍋島 純米吟三十六万石(佐賀)・・・濃醇旨酸 この旨さは特A山田米か 米の違い恐るべし 愛山米の酒も旨いな
③ばくれん黒 吟醸(山形)・・・酒度+20超辛口のばくれんシリーズ白、赤に次いで黒 亀の尾のせいかシリーズの中で一番コクがある 米の力恐るべし うたい文句通り旨超辛口 常温よし 呑み疲れたら〆にいい でも一〆二〆にならないように
④手取川 大吟醸荒走り男の夢(石川)・・・どっしりした旨酸酒
⑤天青BY19・・・お気に入りのBY17が品切れで2年若いBY19を試したら いける! BY17に負けないしっかりした旨さ
⑥飛露喜特別純米生原酒・・・(呑んで気に入ったはずだけど味はよく覚えていない とりあえず登録)
お馴染み登録酒:
・剣菱 瑞穂黒松(熱望に応え入荷 変わらず渋旨健在 日本酒の中の日本酒 人肌燗を渋い顔して 旨い!と唸ってしまう 「剣菱や人肌燗で一人酒」)
・醸し人九平次件の山田(いつ呑んでも 堪能できる程よい旨酸 いつでも呑みたい級 「九平次に会えばともかく背がゆるむ」)
・くどき上手出羽燦々33 純米大吟醸(今年も3月3日出ました3ずくめの純米大吟醸 酸味が強めの最上級のお気に入り旨酸酒 「2月でもいつでも33くどかれたい」
・十四代角新 純米吟醸
準登録の旨い酒
・新政6号・・新政酒造の蔵酵母で協会酵母6号の本家本元の酒 すっきりした旨酸酒
・奈良萬「おりがらみ・・濃醇旨口 炭酸がちょいチリ
・九平次うすにごり・・九平次件の山田よりやや淡泊なすっきり旨い
・まんさくの花中汲み・・濃醇旨酒 荒走りはややくどい 絞りによってこんなに違うのか
・伯楽星 純米吟醸・・(宮城)すっきりした旨酸
・一白水成 純米吟醸・・(秋田)すっきり旨酸
・喜山 純米吟醸
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今回の旨い肴 ・・・誘惑に負け長年の禁を破る 室津産生カキ・・・亭主厳選の旨くて安全な兵庫県室津産カキ 生カキは食べないことにしていたが誘惑に負けてついに禁を破って食べてしまった 十数年ぶりの生カキ 殻からはみ出すようなぷっくりカキ とろける旨さ これで食べ納めでもいい! 翌日無事腹痛もなく目覚め 小麦の生カキだけは食べていいことに解禁した
(禁を破る緊張から(?)またもや写真を撮り忘れて食べてしまった この写真は他のお客さんの吸物用の身を一時借りて殻に載せて撮影)
とりわさ・・・鶏肉の刺身は昔はよく食べたが、生の肉は食べないことにしてから封印していた。小麦のとりわさは漬けにしてあり生じゃない(?)ことにしてこれも禁を破って食べた 旨し! たっぷりと載せてあるこだわりの九条ネギと焼きのりとの相性がさすが小麦、これもこれからは小麦だけで解禁
室津産生カキ とりわさ たっぷり載った九条ネギと焼きのりをかき混ぜて食べる第8報 日本酒度+20でもコクがある 「ばくれん白ラベル」
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千客万来 多士多才日本酒度+20でもコクがある 「ばくれん白ラベル」 くどき上手の中のばくれんシリーズの白、「ばくれん白ラベル」俗称白ばくれん、超辛口の 日本酒度+20でコクもある すっきりしているけど旨みもある 人肌に燗すると一段と旨みが膨らんでくるらんでくる、なるほど裏ラベルに「旨辛口王道」と謳っている、どうしてこういう酒が造れるのでしょう?
第6報で書いた「南部美人」の+18酸度2.5が、超辛口で酒の味が感じられなかった経験からすれば、この日本酒度+20のばくれんはとても辛過ぎて好みに合いそうにないと思ったが、意外に旨みがあるから不思議だ。すっきり旨い
今まで体験した日本酒度が高く辛口でも旨みもあるお気に入りの酒には・・・・、
王禄丈径:+5.8酸度2.4、月山:+8酸度2、昇竜蓬莱:+5酸度1.5、秋鹿:+4酸度2.5 などがあるが、最高でも月山の+8で多くは+5前後であることを見ても、+20で旨みをもっているのは特異だ。
醸造用アルコールを使っているが 単にアルコールを加えて日本酒度を上げるだけの安直な作りでないのは 精米55%で吟醸以上の精米をしていることから分かる。
ばくれんシリーズの赤よりも旨みは豊かなのは 米が山田錦の原種「山田穂」のせい酵母のせいだろうか。
本醸造技術の、日本酒醸造技術の奥の深さを改めて感じました。
黒ばくれんもあるらしい、呑んでみたい。
ばくれんは、塩味系のさっぱりした肴の方が酒の旨みを浮き出すと思います、煮魚より焼き魚 天ぷらはたれより塩がいい。
山形 亀の井酒造、山田穂(山田錦の原種) 精米55%、酵母小川・M310、日本酒度+20 酸度1.2千客万来 多士済々 常連の端に加えてもらい1年、 おなじみさんの名前や好みや呑みパターンも分かるようになりました。
それぞれ自分のスタイルで小麦での時間を楽しんでます。
・いつも一番乗りで皆勤のSさん [俺帰る]といってからなかなか帰らず勘定を2回払いたがる
・お酒博士Nさん 蔵元訪問やお酒のイベントに多数参加して博学で きっとその道では顔なのでしょう、新酒の季節になり手製の立派な酒林が小麦の店先に飾られてています
・ハンググライダー歴半年で1000m上空を1時間滞空する空飛ぶおじさん 私の夢を呼び覚ましてくれました 私も飛びたい
・看護婦さんOさんご夫婦 カップルのお馴染みさんも何組もいますがその一組、お酒大好きの奥さんが或る時眼鏡をかけてみたら目がパッチリして理知的な美人になったのにびっくり, もったいない(何が?)。
・「そうじゃなくてぇ・・」が口癖の酒豪社長のOさん 高いお酒をおごる癖もあります
・いつもネクタイを締めて端然として きちんと欠かさずご飯も食べていくAさん
・一番若いお馴染みさん 刺身通で生きのいい刺身しか食べない4歳の坊や 通が好むコハダを2皿食べました
・半合づつ呑んで2合でおしまいで パチパチ写真を撮る私 たぶん一番年寄り
老いも若きも千客万来多士済々で、いつも和気あいあいの小麦さんです。今回の旨い酒 初対面酒:最近少し新顔少ない 冒険しなくなったか? 反省 ・・中屋吟醸: (静岡)香り良くトロリとして琥珀色 濃醇にして酸味もある 旨し にっこり笑って「旨い!」タイプ、登録
・・田酒山廃純米: 冬季限定酒 人肌燗で最高級のしっかり渋旨 山廃独特の香味は感じない作りの旨さ 文句なくお気に入り登録特Aクラス 最近は行くたびに呑まずにはいられない 渋い顔して旨い!タイプ、しみじみ呑んで「旨いなぁ」と独り言が出てしまう(最近独り言が多くなったみたい 老境か) 冬季限定でなくいつでも呑みたい。
・・雪の茅舎・・・(秋田) しっかりしたいいバランスの旨辛酒
・・米鶴純米熟成: 純米熟成にしては期待よりやや弱いが旨辛酒
・・大信州: バランスのとれた旨辛酒やや弱い
・・鶴の友別撰: バランスはいいが好みよりやや弱い
リピート酒(抜粋):
・・十四代本丸角新:1年ぶり 知る人ぞ知る十四代本丸 本丸自体レアもので小麦では一人1合限定、角新はその本丸の生酒で冬限定のレアー中のレアー 今回は一本だけ入手、ご亭主は正月に出そうと仕舞っておいたけど、納品した情報を仕入酒店から聞いたとお馴染みさんに言われておもむろに出してきた、その場ですぐ4合出て、その日のうちに完売、その場に居合わせてラッキー!普通は5勺だがこれは即1合、しっかりとした濃醇酒 甘露甘露!550円でこの旨さなのも本醸造の不思議。
・・天青BY17:丸5年熟成 これもほぼ1年ぶり 相変わらず濃醇どっしり 呑まずにいにいられない1酒
・・まんさくの花亀の尾:これも年1回の限定品なので1年ぶりの再会 旨みに酸味も利いている芳醇辛口 旨し
・・剣菱黒松:久しぶりの再会 燗酒ナンバー1の渋旨酒 ほろ酔いで呑んでも改めて呑みはじめの気分 甘いものは別腹じゃないけど 渋旨の剣菱は別口
・・その他 獺祭 醸し人九平次くだんの山田 磯自慢吟醸 などお馴染みの旨い酒の狙い撃ち、お馴染みさんとも仲良くなったし、お気に入りのお馴染み酒もたくさんできた1年でした。今回の旨い肴 ・本マグロカマとろ刺身:トロの最高級品、肌理の細かいきれいな霜降り トロトロだけどくど過ぎず甘みが残る よそではこの値段では絶対食べられない1000円、際どい所で箸をつける前に撮影出来た(実は一切れ食べてしまった) ・ネギ焼 太くて柔らかく甘い 焦げ目がきれい 120円 常連さんが作っている、地産地消。
旨い焼酎発見 小麦さんのカウンターの前に焼酎がずらっと並んでいる。それもどうやらこだわりの焼酎のようで決して安くない。大体半合で500円あるいはそれ以上で、アルコール度が25度だから割って呑むにしても、一合600円で極旨の日本酒が呑めることを考えるとずいぶん割高感がする。家の晩酌で焼酎を酒休め(?)に呑むこともあるけど日本酒に比べると香味が単調ですぐ飽きてしまう。
香味豊かな焼酎を亭主に薦めてもらったのが「なかむら」
なるほどこれはいける!味も香りも豊か 旨い!こういう焼酎探してた。
日本酒の親戚のようだ、超辛口「南部美人」より日本酒らしい。
これからたまには焼酎も探索してみよう。
但し割って呑む時は何対何で割ってくれと言った方がいい、普通はそう云うけど「なかむら」は初めてで何度か分からなかったので「20度に割ってくれ」と言ったら半々に割ってしまった。私はお湯で18-20度くらいのぬる燗くらいが焼酎の味や香りが楽しめるので好きだ。
なかむらは25度だったから焼酎8にお湯2で20度になる、
お年玉クイズ、①半々に薄めてしまった焼酎を20度に戻すにはどうしたらいいでしょうか? ②20℃の焼酎を熱湯で8:2に割ったら何℃になるでしょうか?
正解の人には小麦でなかむら一杯進呈します。超辛酒 南部美人 自家熟成その後 日本酒度+18 酸度1.2の南部美人 とても辛くて口に合わなかったが、半年常温で放置したらやっと旨みが少し出てきた 燗にしたら結構飲めるようになった。時々試し呑みしていたのですでに1合を切り、呑みごろになったところでなくなりました。
こういう酒も造れるのかと、勉強にはなりました。第7報 「醸し人九平次くだんの山田 こんなに旨かったのか!」惚れた! 「醸し人九平次くだんの山田」 「醸し人九平次くだんの山田」、8か月ぶりの出会い こんなに旨い酒だったのか!
濃醇にして酸味が程よく効いた、お気に入りの中でも最上位ランク、王禄丈径 月山 蓬莱昇竜 クラスだ、特に常温がいい。
この2月にも「醸し人九平次くだんの山田」を呑んでいる 濃醇にして酸味があり即お気に入りにも登録している、
この時はまだ新酒だったせいか炭酸がピリッと感じたあと強烈な旨みと酸味が出てくる酒だった。
炭酸がシュワ っとくるのはシャンパンの感じで、お酒とは別のおいしい飲み物みたいで好きなので、そちらに気を取られていたのか、あるいはあの時は「第2報 呑みの呑んだり17酒」の時で、あまりにたくさんの旨い酒に出会ったので目移りしていたためか、その時は今回ほど惚れこまなかった。
その炭酸が抜け熟成されこの味になって現れた。大人びてはいたけどまだぴちぴちした若さあふれた魅力酒が 8か月経ってすっかり熟れたいい酒になって現れた。
去年の11月にも呑んでいるけど 旨い酒ではあったがお気に入りに登録するるほどではなかった。
今年の九平次は味がのっている
九平次はフランスの三ツ星レストランに置かれているらしい。亭主が云うようになるほどワイングラスで呑むと旨い。
純米吟醸、山田錦 @650
愛知県緑区大高というと名古屋近郊 いい水はあるのかしら。
今回の旨い酒 ・六歌仙純米吟醸ひやおろし生詰(山形)@650深みある芳醇な味 常温で酸味とのバランスが良いしっかり旨い・天宝一純米大吟醸せめ(広島)@600絞りの後半のせめで取れた酒 大吟醸にしては雑味も少し感じるがそれが深い味になりいい 常温で更に味が膨らみ旨し
・久保田25周年 吟醸@650 好みの味よりやや硬い 旨みは潜在している 20周年酒のように熟成狙いだろうか
・蓬莱泉和純米吟醸@700 旨みと酸味のバランス上品に取れている
・獺祭 純米大吟醸(山口)@600 冷ですっきり常温で好みの渋旨いしっかり味 ここはいい味出す 大吟で@600は泣かせる
・越の寒梅 特別吟醸@700 燗でまずまず好みの味 好みよりややすっきり感
・国権純米吟醸(福島)@650 会津の酒らしい深みのある旨みでも旨すぎず 常温で酸味も出てバランスよく旨し
酒は常温か人肌燗くらいが旨いはず、冷え冷えが旨いのは香り系など限らた酒だけと思い、酷暑だったけど燗で旨い酒を探索した。
試みた殆どの酒は冷えひえより常温が好みの味の近かった(冷で呑ませる香り系の酒は選ばなかったせいもある)。
常温で旨かった酒も人肌では逆に味が弱くなる酒が有るのは不思議。
酒はやはり温度が大切だ。ワインも通になるとかなり温度にシビァーになるそうで、同じ醸造酒だからだろうな。
温度で味が変わり、呑み手もそれにこだわるのは世界の酒の中でも日本酒とワインだけではないか。
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今回の旨い肴 ・赤ほや:初出会い 普通のホヤより身も皮も赤い ふつうのホヤより癖が少なく上品 細かい歯ごたえが心地いい
・秋刀魚の二刀流:やっと出回ってきた待望の秋刀魚 塩焼きと刺身の二刀流でさんまざんまいを堪能
・焼とん:霧島の麦だけで育てた麦豚 豚独特のにおいが無くジューシーで旨みが一杯広がる ワインに合う
・刺身盛り(本マグロ中とろ中落ち・いか・カンパチ)皆逸品の旨さ お得で嬉しい肴
・なすのチーズ焼き:ワインに合いそう
・あんきも:今年もあんきもの旨い季節が来ました ここのあんきもは旨い上に量もありたっぷり味わえる見逃せない一品
赤ホヤ 刺身盛り 焼きトン麦豚霧島\150ワインもいけます 最近の小洒落たチェ-ン居酒屋と違い、いかにも昔ながらの居酒屋然としている小麦さんではあるが旨いワインも有ります。
亭主が味と値段を考慮して自信を持って厳選してる。日本酒や焼酎のように沢山の種類から選ぶのではなく、そのときの亭主のお勧めワインだけ。亭主もかなりワインが好きだと見えてワイン探しをしているようで、だからその都度違うワインが出てくる。
何時のんでも(未だ2回)日本酒党の当酒楽人でも違和感無く飲める。渋過ぎず弱過ぎずほど程に芯がしっかりしている。
今回のワインはスペインのワインで焼きとんとよく合いました。
亭主は赤は自信を持って勧めるけど白は余り勧めない、白も好きなので一度試してみよう。
第6報 燗酒の逸品 「王禄 丈径」 「月山」
燗酒の逸品 「王禄 丈径」 「月山」 念ずればかなう、小麦でついに燗酒の逸品に出会えた。
最近旨い燗酒が呑みたいと思うようになり、小麦さんで時々燗で旨そうな酒を教えてもらい試していた。その願いを100%かなえてくれたのが「王禄 丈径」です。
日本酒度5.8 酸度2.4の数字が示すように辛口だけど酸味があり、しかも旨味もひそんでいる。冷や冷やで呑んでも酸味も利いた旨味のある辛口の逸品だが、燗をすると俄然本領を発揮した。
人肌に燗をすると旨味酸味が渾然と一体化して旨味酸味が識別できない深みのある固有の味香りが広がり、華やかな旨味や香りとは縁のない, 実った稲田の香りが発酵したような、深いベージュ色ような味と香り。香りや旨味を深追いせずひたすら醸した一徹の酒。
これこそほんとの日本酒だ。男っぽい酒 渋みばしった旨い酒 渋旨酒。
これを呑んでる時は隣の人の声をかけてもらいたくない。いわしのなめろをつつきながら一人で 旨いなー とつぶやきながら呑んでいたい。
今まで小麦さんでは、初めての酒は5勺づつ試し呑みをして、出来るだけ多くの新しい銘柄を体験することを楽しみにしていたが、王禄丈径に会ってからはこれを一合人肌燗呑むのがお定まりになり、2合党としては試し呑みの数が減ってきた。
(この王禄丈径は、亭主によれば呑み手を選ぶ酒だというので、呑む人が少ないだろうからいつでもあると思っていたら先日売り切れていた、最後の一合を残しておくように頼んでおけばよかった、後の祭り。想い人に突如逃げられたようなショック。仕入先が遠いのでしばらくは入らない そのうちに入れます・・・だって。小麦さんも商売だから呑み手の少ないこの手の他の酒は置いてないので、困った 待つしかないか。来るまでは、次席定番酒「昇竜蓬莱」を常温で呑みながら、また5勺づつの初出会い探索を楽しもう)
良いことは続くもので、前回のHP更新間際に望月商店で入手して一目ぼれした「月山」は、しっかりした渋旨味で燗にしたら良さそうな感じがしたので試したら、これが大当たり! 「王禄丈径」に匹敵する渋旨酒。日本酒度8 酸度2の数字も王禄丈径に似ている。
この手の渋旨酒は燗冷ましや常温でもいけるので、寝る前のひと時、音楽を聞きながらあるいは本を読みながらぐい呑み一杯をちびちびやるのもいい、つまみなどないらないくらい十分味わいがあるし、口の中に素朴な日本酒の香りが広がり、濃醇な酒にはない落ち着いた気持ちにさせてくれる。
「王禄丈径」も「月山」も島根の酒なのは偶然なのか、島根の酒はこういう酒が多いのか興味津々、望月商店の若旦那によれば島根は酸味が強い傾向があるそうなので、島根にはまだ旨い燗酒が他にもあるかも知れない、数字的には日本酒度5以上酸度2-3くらいが目安だろう、島根には扶桑鶴という酒も旨い地酒として有名だがどうだろう、試してみたいものだ。
これでお気に入りの燗酒が「天青吟望防空壕貯蔵」 「剣菱 瑞穂黒松」と合わせて4酒になった。
やはり何事も念ずればかなうものですね、至福至福。
王禄丈径に陶酔し 別サイト「趣味の家」http://www.geocities.jp/hiroemonnjp/ <王禄丈径陶酔響>を載せました。 王禄丈径にふさわしい写真音楽今回の旨い酒 今回は新たな旨い酒との出会いが今までより少ない。小麦さんに酒がなくなったのではなく、当酒楽人が「王禄丈径」に惚れて一途に通いつめたので、他に声をかける回数が減ったのです。でも効率よくお気に入りの旨いお酒に出会いました。
・飛露喜 吟撰\1000:バランスが良くまろやかにしっかりした味 のど越し良く文句なく上級の旨い酒
・まんさくの花プレミアムブレンド(秋田)\600:10種類の酒米で作った別々の酒のブレンド酒 バランスよく旨味も酸味もあり欠点がなく旨いが、際立った特徴はない ウィスキーのピュァーモルトをブレンドする考え方を模したようだ
・田酒 氷清・特別純米:バランスの良いしっかりした味 呑みやすい酒だった
・日下無双(ひのしたむそう)純米(山口)\600:名前負けしないどっしりと味の濃い酒 旨6酸4 昇竜蓬莱に近い 味 お気に入り
・豊盃・特別純米(青森)\600:これもどっしりと濃厚 旨7酸3 お気に入り 常温がいい
・雨後の月 新月・本醸造(広島)\450:酸味もある旨味もあるバランスよい ここの酒は旨いのに安い
今回のお気に入りNo1は日下無双
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今回の旨い肴 今回は初めての旨い肴が多かった
・くらげの刺身・・・:第1報でぬたで登場したくらげの生、今回はそのままの刺身、このコリコリ感は逸品必食
・だし・・・汁ではない、冷たいとろねば物、山形の郷土料理、夏野菜とトロコブ(粘りの強いこぶ)山芋のみじん和え
・ホッキの刺身・・・甘くとろける特選ホッキ しばし酒の味を忘れさせる旨さ
・イワシのなめろ・・・ここのなめろはたたきが細かく口に入れるととろけて旨味広がる お気に入りの肴
・とり皮のポン酢・・・厳選鶏なので皮の臭みがない 噛み締めると旨味が広がる ポン酢でさっぱり
・なすのしぎ焼き・・・新潟の豊栄という特産なす とろける柔らかさとなすの香り いける
くらげの刺身 だし ホッキ貝刺身 いわしのなめろ
とり皮ポン酢 なすのしぎ焼き(頭1/3食べてから写真撮り)トピックス:望月商店で3匹目のどじょう見つからず。 望月商店で「天青吟望防空壕貯蔵」と「月山」に次いで、3本目の逸品燗酒を狙ってみたが大失敗。
今回若主人が勧めてくれたのは「南部美人 美山錦純米」。日本酒度18 酸度2.3、これは良さそうだ、と思ったらこれが驚くほど辛い しかも辛いだけで旨味も酸味も感じられない、焼酎じゃないかと思うくらい。
捨てるわけにもいかないから、燗の温度を変えた試したら熱燗にすると味が少し感じられるようになり、更に塩をなめながら呑めば何とか酒らしい味が感じられるようになった。ここまで辛い酒は初めてだ。小麦の亭主に話したら、あれは南部美人でも特別な作りで、しばらく置いておくと味が出てくるかも知れない、というので残りの5合はこの暑い中に放置しておくことにした。
どうなることか、これはこれで楽しみが一つ増えた と思いましょう。第5報 旨味が乗ってきて大当たり &
また惚れた旨い燗酒 「天青吟望」防空壕貯蔵、 一目ぼれの「月山」
1.今回の旨い酒 旨い肴 ・十四代 山田錦・純米吟醸\850:落ち着いた円熟の旨味酸味バランス まさに純米の吟醸 値段がたのことはある特上旨酸酒 文句なくお気に入り登録
・尾瀬の雪どけ 愛山・吟醸\680:今回一番の濃醇 酸味も利いてしっかり 愛山はこんな感じがにしっかり酒が多いな 米のせいかな? お気に入りです
・丹沢山純米吟醸生酒\650:尾瀬に劣らず濃醇+酸味でどっしり 神奈川県もがんばってる この蔵元はかなりのこだわり人だそうです お気に入りです
・まんさくの花 純米吟醸\600:手書きのラベルです データも一杯記入 こういうのに弱いな 物作り根性を感じる こだわりと自信が感じられる濃醇な旨さ まんさくの花は旨い酒を作るな 値段も手ごろ お気に入りです
・米鶴純米\450: 純米らしい程よい旨味と酸味の旨酸酒 純米にしては香りもいい どうしてこんなに旨い酒がこんなに安く呑めるのだろう、家庭常備酒にもなりそう。
・磯自慢 本醸造\400:これまたどうしてこんなに旨い酒がこんなに安く呑めるのだろう これもしっかりと旨酸 本醸造もやるな
・相模灘 特別本醸造\450:またまたどうしてこんなに旨い酒がこんなに安く呑めるのだろう これもしっかり旨酸
・大雪渓特別純米\600:かなりしっかりした旨酸酒 今回はしっかりした旨酸酒が多く、特に後半には重量級を呑んだので、最初の頃に呑んだ酒の印象が薄れてしまったかもしれない 再確認しておこう
・天青skyblue純米吟醸\650: 名前からすっきりした酒かと思ったが意外と旨味と酸味もありしっかりした味 でも濃醇とまではいかず軽快旨口とでも云うのかな これも最初に呑んだせいかやや印象が薄い(後に得た情報では純米と吟醸を混ぜて純米を軽快にしたらしい 贅沢な酒だ)
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まんさくの花のラベル
*今回は総じて一時の新酒味でなく、落ち着いた味で酸味もほどよく利いた濃醇なしっかりしたお気に入りの味が多かった、熟成が進んだからだろうか
*今回は旨くて安い酒に大当たり・・・米鶴 磯自慢 相模灘 いずれも「旨安コンテスト」で上位になるだろう
*神奈川県の酒奮闘・・・天青 相模灘 丹沢山
*本醸造もしっかり旨い・・・今までの本醸造は適量2合党の当酒楽人には弱い感じがしてけど、今回の本醸造2酒はしっかり旨い、本醸造でなぜこんなに旨い酒が出来るのだろう 吟醸の香り付けは分かるけど・・・
*問題酒 天青夏の酒・・・ アルコール度13°さすがに天青で旨味を含んでいる しかしちょっと物足りない 夏の酒と銘打った思惑はどの辺にあるのだろう 最近天青が気に入っているけどこれは呑み方が分からない ワインのように酔い過ぎない食中酒か? いずれにせよ天青の熊沢さんは意欲的だ。今回の旨い肴 ・ホッケの刺身・・・珍しい、油がのっているけどさっぱりしている お酒の邪魔をしない
・ツボ鯛の一夜干し・・油がのって薄塩で特大で¥550 旨すぎ安すぎ(大歓迎!)
・タコとワケギのぬた・・・太くても柔らかい北海タコ たっぷりなワケギ辛子がピリッと効いたぬた 味噌の旨味が強烈で弱い酒では太刀打ちできないだろうな、「丹沢山」の酸味の利いた濃醇な味にぴったりだった、ナルホドぬたはしっかりした濃醇酒が合うのか。
*肴の写真を撮るのは難しいのです、珍しく旨そうな肴はついすぐ箸をつけてしまい、旨いともう一口つまんで 撮ろうと思ったときは目減りして姿が変わってしまい、このホッケもひと切れ足りません、今回旨かったぬたも タコとワケギを引っかき回して形が乱れてから撮るべきだったと気が付いたけど既に遅し でした。。2.旨い燗酒との出会い・・・天青 吟望 防空壕貯蔵 旨い燗酒に出会いました、実は小麦さんでの出会いではなく、小麦さんがお酒を仕入れている厚木の望月商店で出会いました
小麦さんがあんなに旨い酒ばかり仕入れている酒屋を訊いたら教えてくれました
小麦さんにはいろいろ旨い酒があるけど毎日行くわけにも行かないので
毎日の晩酌用の酒としていままでは一番のお気に入りの秋鹿純米吟醸を呑んでいたけど、小麦さんで世の中の酒の広さを知って少し浮気をしてみることにしました。
そこでご主人から進められたのが 天青 吟望 防空壕貯蔵 でした。
この出会いも偶然で、こういう味の酒が好みだとかは特に云わなかったけどこれを進めてくれた
これが実に 勘酒に絶品でした
最近評価を上げている天青だし2年近く防空壕で貯蔵した純米酒 ということである程度期待はしましたが、これほどだとは・・・驚きです 好みの一翼にぴったりでした。
人肌燗が一番です。
渋い旨味があふれた本物の酒 甘い辛いの範疇に入らない 渋旨酒です 一口呑んで渋い顔して「旨い!」 です 何口呑んでも渋い顔して「旨い!」 です
ご主人の話では、これは実は山廃作りだけどあえて山廃を出してないそうで、なるほどこれが山廃だと得心もしました。
今まで呑んだこれに匹敵する旨い勘酒は 「小笹屋竹鶴」、と壜がお高く留まって気にいらないが味はいい「剣菱瑞穂黒松」。
前回の昇龍蓬莱に続いて今回は「天青 吟望 防空壕貯蔵」 に惚れました。
側室に置こうかしら 側室が増えそうだな・・・正室の「秋鹿」は休ませよう。
どうも酒楽人の殿は浮気っぽいようです。(時代小説読みすぎて錯乱してきた)
惚れついでに、HP趣味の家に最近新設した お酒と写真と焼き物と音楽のコラボレーションページ「陶酔響」に その6<天青吟望陶酔響> を作りました。今回初めてお酒からのイメージ展開です、覗いて下さい。
望月商店です。http://www.motimoti.com/index.html
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小麦さんで呑んだ旨い銘柄がいっぱいある、一つの銘柄でも品種が沢山あるのでどれを小麦さんで呑んだのか分からなくなるくらいだ。望月商店の若主人はとても愛想よく話し好きでお酒のことにも詳しく、つい1時間以上話し込んで営業妨害してしまいました。若い長身のお兄さんさんもいい感じで相手をしてくれ、酒のことをよく知っている。味の表現も的確、お酒に合う料理も書いてあります。追記:月山 芳醇辛口純米無濾過生原酒・・・望月さんでまた旨い酒見つけて一目ぼれ HPの更新準備が完了した日に望月さんにお酒を買いに行ったらまたまたいいのを見つけた。
余りに印象的なので追記で報告したくなった。
島根の酒「月山」、これが我が正室「秋鹿」にそっくりのいい女じゃなくていい酒なんです。
望月の件のお兄さんと 「「天青吟望」の渋旨の良さには心底惚れたけど今度はもう少し愛嬌のある濃醇タイプを側においてみようかな でも酸味も利いているのが良いな」 なんてあれこれ話していてこんなのどうですか と 奨められた一品(¥2500)。
帰って呑んだら絶品の辛旨酒! 一口呑んで渋い顔して「旨い!」 秋鹿に似ているが少し若やいで軽快な感じ、秋鹿は一合呑むとくどく感じるけどこれなら限界の2合はいけそう、好みのタイプにドンピシャです、一目ぼれです。。
データを見たら 日本酒度+8 酸度2、なるほど「秋鹿」の妹みたいだ、 それにしてもラベルの「芳醇辛口」はいい表現だ、使わせてもらおう。
小麦さんで呑んだこの手の辛旨酒いや芳醇辛口酒には くどき上手ばくれん 黒兜 蓬莱 があったな
まだ一夜しか共にしてないから今夜から毎晩楽しみだ、燗もいいかもしれない(ウフフ) 本格的に惚れるかな?
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第4報 辛旨酒考 &
昇龍蓬莱に惚れました1.辛旨酒考 好きなお酒のタイプを大別すると濃醇タイプと辛旨タイプがあります(辛旨は辛口だけど旨味もある意味の私的造語)。
最近は2合程度が適量になり、ちびちび呑みながら楽しむ。それには濃醇な酒がうってつけ、すっきりタイプの酒は呑み飽きがしないので沢山長時間呑むのには向いている反面、2合程度呑むにはやや物足りない。
辛口でもしっかり旨味が作りこまれている酒は、口の含んだ瞬間はすっきり感じるが口の中で転がしていると味が膨らんでくる。この手の酒の味は濃醇な味ではなく酸味の利いた渋い旨味でこれがまたたまらない、これを濃醇に対して「辛旨」と呼びましょう。濃醇タイプはにっこり微笑んで「うまいねぇーー」、辛旨タイプは渋い顔で「うまいねぇーーー」といった違いでしょうか、でもどっちも幸せ一杯なのです。
この辛旨タイプはスィっと入ってくるのですぐ呑みこんでしまうとただの淡麗辛口と勘違いしてしまう、特に冷やして呑むといっそうすっきりと口当たりが良いので味わう間もなくつい呑みすぎてしまう、これは2合党にはまずい。
ところがこの辛旨酒は常温ないし人肌燗で呑むと最初から渋い旨味が口に広がってくる。
小麦さんではお酒の味が低下しないように常に冷蔵庫に保管しているので、出してくれる酒はみんな冷たい。
酒は温度によって微妙に味が変わるのでどれも冷たいのが一番旨いとは限らない、辛旨タイプを呑む時は燗をしてもらってもいいが、好みの味が出てくる温度は酒のよって違うし、こっちの舌の調子によっても違う。また初めての酒の場合はこの酒はどのくらいの温度が旨いかな・・・なんて温度を変えながら遊ぶ楽しもある。それに余り面倒なこと云うのは一人で忙しくしている亭主に申し訳ない。
そこでいつもは手の平で握ったりして暖めて呑んでいるけど、たいて旨い温度になる前にほとんど呑んでしまい最後の一口が一番良かった なんてことが多い。
そこでご亭主の手を煩わすことなく好き勝手に燗をする方法がないか、と顔なじみのお客さんと話していたら ホカロンだ!ということになった。早速家で実験してみたら、・・・全然温まらない、ホカロンのほうが冷たくなってきた。そうか水とガラスに比べればホカロンの熱容量も熱伝達も小さすぎるのか、繊維や肌は暖められてもガラスグラスの中の酒を暖めるのは無理なのだ、そういえば思い出した、-10℃の冬の裏磐梯写真撮影のとき靴の中に入れたホカロンが全然効かなかった、ホカロンを取り出したら冷たかった。ホカロンの説明書きには50℃くらいだと書いてあるが火傷の危険があるので発熱量は抑えてあるのだ、なるほど(ホカロンの話はもういい 燗はどうする?)
仕方ない、やはり湯を入れた大き目の湯飲みでも出してもらう以外ないな・・・。
今回は、当初からのお気に入りになった<超辛口ばくれんと>新顔<蓬莱>を試した。
結果は二つとも常温が良かった。意外にもぬる燗くらいに温めると味が軽くなってしまった、予想外だから面白い。
・・・・こんなことがをして楽しみながら呑めるのです。
この手で今まで少し物足りないと思った酒も辛旨酒として再評価できるかもしれない。濃醇タイプでも更に違う旨みになるかもしれない。燗酒コンテストをしてみよう、また楽しみが出来た。
旨辛酒の旨く呑む別の手は、塩味の肴と呑むのもいい、塩辛 塩焼きの魚 塩でタコぶつ(唾が出てきた)。
小麦さん出会ったお気に入りの辛旨酒は、剣菱瑞穂黒松 黒兜 くどき上手ばくれん 蓬莱、これらは間違いなく常温が冷やより好みの味になる。
小麦さんではまだ会わないが 小笹屋竹鶴 も燗が旨い 熱燗も利く。2・今回の旨酒ナンバーワン昇龍蓬莱・・・・純米 生 槽場直詰限定酒 \750 ラベルによると アルコール度19-20度、 日本酒度+5、酸度1.8、
丹波山田錦 精米度60%、この数字どれをとっても一目に値する。
呑んでみると半端じゃない旨さ、即 お気に入り登録。
一言でいえば濃醇渋旨 しっかりこくがあって酸味が利いてい締りがある、、こういう味が一番の好み。
この4月出来たばかりの生原酒なのに新種香はほとんどせず円熟した味、いいねぇーー。
3大地酒蔵に劣らない気に入ったいい酒造りだ。
ラベルも気に入った、銀の打ち出し加工を思わせる渋さ、書体も凝っている、思い入れの強いラベルだな。
龍年の当酒楽人にとって縁起のいい名前だ。
蓬莱は仙人の住んでいるところだから 龍がかけ昇り仙人の住処に至る といことか、蓬莱には旨い酒が沢山あり仙人はそこで酒を呑んでるのだ、そこに龍も呑みに駆けつける。さながら龍は私で蓬莱は小麦というところだな、気に入った。
もう一つ目に付くのは、一升瓶では見たことない小さいラベル、裏の説明ラベルより小さいラベル、これもこだわりの美的センスか、あるいは豪華ラベルが高いため小さくしたか、いづれにしても面白い人だ、どこの人?
実は神奈川県愛甲郡(厚木の奥)、またまた我が神奈川県で銘酒発見!。
ここ数年でいい酒を出し始めたそうで、これからも頑張ってもらいたい、さし当たっては秋のひやおろしになったらどんなに凄い酒になるだろうか楽しみだ。
小麦さんも地の利を生かして切らさず置いてほしい、今まで出会ったお気に入りのように「いつかまた会える日を楽しみに」では寂しい、いつでも会いたい、惚れました(この人も相当な思い入れようだね)。3.その他旨酒 ①田酒赤ラベル:純米吟醸\800、文句なく旨い 濃醇辛旨 ただの濃醇ではない お気に入り登録
②黒兜(福岡):純米吟醸 \650 珍しい黒麹仕込み 上等の辛旨 追加注文してしまう旨さ お気に入り登録
③十四代龍の落し子:大吟醸\1100 濃醇にして酸味あり上品に円熟 別格ランク 龍の落し子は米の銘柄
④剣菱 瑞穂黒松:純米\800 辛旨上々 常温がさらに上々 貴重な辛旨酒だけど・・・日本酒離れした壜とラベル 4合壜しかなくこの値段 高級なお酒ですと言いたい商売っ気が見えすぎて親しみが感じにくい こういうイメージ好きな人もいるんだろうな 別世界の酒か 洋風な雰囲気を醸しだす酒という提案か
⑤貴おりがらみ(山口)・・・・純米吟醸中取り\700
強目の炭酸がチリチリと爽やかで心地よい、、その後にはフレッシュな香りを伴った酒のいい旨味が出てくるので日本酒だと分かる 何杯も呑む酒ではないが最初の一杯には楽しく 最後の一杯にはほろ酔い気分がすっきりする ような気がするけど実はほろ酔いから正真正銘の酔っ払いになってしまう要注意の1杯になる 日本酒であって日本酒とは別物 シャンパン がワインであってワインとは別物のように 一人静かによりみんなでワイワイ。
⑥蓬莱(飛騨古川):特別本醸造\450 蔵元の隠し酒・出品貯蔵品・春の番外品・杜氏直詰限定品・とっておきの辛口 これだけ沢山キャッチフレーズが書いてあるラベルも珍しい、味は辛旨でいける 常温がベスト
⑦外ヶ濱(青森)・・・澄塾吟醸\750、田酒の蔵酒 地元限定 田酒にしては弱い 澄熟というのは初めて見る 澄熟は上品になるのかな?調熟という酒造用語はある(絞ったばかり酒を寝かせて味を落ち着かせる)
⑧白露すい珠:個性はないがバランスよい無難な旨味 インタオナショナルワインコンテスト日本酒部門チャンピオン![]()
5.冷凍濃縮酒 http://www.geocities.jp/hiroemonnjp/の自酒自酔のページに載ってます、見て下さい。 第3報 旨くて安い酒コンテスト&飛露喜 愛山一番呑み ・・・(2010/3/27)
旨くて安い酒コンテスト 小麦さんならではの楽しみのひとつは旨くてしかも安い酒との出会い。
旨くて高い酒を呑ませるところはあるが、旨くて安い酒も呑んでもらいたくて選び抜いて置いてる店は滅多にない。これは酒楽人としては嬉しい限りだが、小麦さんの亭主もまた発掘を楽しみにしている。
今回の報告は、今まで小麦さんで呑んだ中で600円未満の酒の中から、「あれば必ず呑みたい旨さ」という個人的尺度で選んでみました。総合評価は決めかねたので安い順と旨さの順で並べました。安い順・・・・・紀土KID\400、十四代本丸\450、桃の滴\450、雨後の月\500、黒牛\500、信濃鶴\550、貴\550
旨さの順・・・雨後の月、信濃鶴、十四代本丸、桃の滴、貴、紀土KID, 黒牛
敢えて真っ先に呑みたい1位を選べば 信濃鶴 雨後の月 十四代本丸(やっぱりひとつには絞れなかった(笑)
選評・・・今回コンテスト対象に呑んだ安い酒は16酒でしたが、少量呑んで満足する呑み方の当酒楽人としては 濃醇系が好みでそういう酒を選ばれました。たくさん呑んで楽しめるさらっとして味のある酒もありましたが選から漏れています。ふと思うとそういう酒は燗をしたら好みに合うのかもしれない。今度は「燗で旨い酒コンテストを」してみよう。
今回のトピックス 1.飛露喜愛山 一番呑み・・・ 3/25ネットで今年の飛露喜愛山の発売注文受付の記事が載った翌日、
我が小麦で早くも呑むことが出来た、しかも口開けで一番呑みでした。
何だか宝くじでも当たったような幸せな気分。
愛山は酒造米の中でも高価で酒造りも難しいらしい。それでもこの米に拘って作るだけあって濃醇にしてきりっと絞まっている、お気に入りに登録したいところだけど1000円なので別格扱い。
この日は他にも呑もうと思ったけど、極上の味を忘れるいけないのでこれを1合呑んで帰った。
ところで右端の写真の壜キャップは何でしょう?
密封栓でのようですがただの密封栓じゃありません、この上に手動の吸引ポンプを押し付け中の空気を抜く仕掛けになっているのです。当然開栓したお酒の劣化を防ぐためです。小麦さんはそこまで気を使っているのです、ありがたいことです。
2.今回出会った旨酒・・・ ![]()
山本・・・純米吟醸 中取り無濾過 ¥650 秋田
濃醇にして酸味あり香りよし、炭酸のチリチリも微かに感じる、お気に入り登録。
チリチリは日本酒のシャンパンみたいで面白い清涼感につられて呑みすぎる危険があるので要注意くどき上手 出羽燦々33・・・純米大吟醸 酒造米出羽燦々精米33% ¥700 山形
円熟した濃醇さ 極めつけの旨い酒、お気に入り登録、33%精米した酒がこの値段で呑めるのはありがたいけど不思議信濃鶴・・・純米 無濾過生原酒 \550
甘酸っぱい香り しっかり濃醇 メロン香は好きでないがこの香りはいい、少量ちびちび主義には楽しめる酒だ、お気に入り登録写楽・・・純米 初しぼり \600 福島
写真撮りで裏磐梯行った時に出会ったお気に入りの懐かしい酒、その後一度なくなったが再興したようだ。
以前に比べるととろりとした甘みが強い もう少し酸味もあったような気がしたが・・・?(1ヵ月後に呑んだらトロリ旨さが減って酸味も出てきていい味になっていた)仙禽・・・純米吟醸 中取り \600 栃木
濃醇 香りよしその他の旨い酒・・・天の戸 美稲(うましね)(秋田)、黒牛(和歌山)、磯自慢しぼりたて本醸造(静岡) 3.今回のイチ押し肴・・・しめ鯖 絞め具合が絶妙、昆布の味がほんのり。
大分前に自家製しめ鯖にあたってから、しめ鯖を避けていたが、隣の人が食べているのが余りにおいしそうだったのでつい誘惑に負けて食べてみた、それから病み付きの一品。
第2報 「呑みに呑んだり出会ったり 旨い17酒」 10/2/19
第1報(2009.12.25)以後出会った新たな旨いお酒は(順不同思い出し順)・・・・
①久保田千寿5年, 久保田20周年記念の特別生原酒を-5℃で5年熟成酒 再会不能、後述
②久保田千寿生原酒(25周年記念特別酒) 市販の千寿にない旨さ、これなら好きだけど限定品で再会困難,
③桃の滴(京都 純吟 ¥450),上品な旨さ 色よし香りよし 名前のせいか京熟女みたい(知らないけど)
④田酒/山廃(特別純米¥650), 田酒そのもの 山廃に良くある特有な香味はない
⑤裏・我山流(山形 本醸造 生),(うら・がさんりゅう)好きだけどちょっと物足りない、後述
⑥田酒/古城のにしき(純米大吟醸 ¥1100), これを呑んだ後は他は呑めません でも滅多に呑めないから大丈夫
⑦十四代/角新本丸(山形 生 ¥550), 本丸の生版 好みの旨さだがやや新酒味 一人一合限定は仕方ない
⑧貴(たか)(山口 特別純米 無濾過生原酒¥550), お気に入りに登録
⑨紀土(きど)KID(和歌山 吟醸生 ¥400): 優秀な兄(大吟紀土KID)に比べて弱いかな?でもかなり旨い
⑩嘉美心/冬の月(岡山 純吟 ¥600) とろりとした旨さ 何だろうこのとろり旨さは初体験
⑪獺祭(だっさい)(山口 純米大吟 ¥600): お気に入りに登録
⑫雨後の月(広島 純米 無濾過生原酒 ¥500): どっしりした旨さ酸味もある好み味 お気に入りに登録
⑬越の影虎 (純米 生 ¥650)好みの旨さ 登録級だったと思うが以後出会いがないので登録預かり
⑭出羽桜/出羽の里(山形 特別純米 ¥500) 居酒屋専用酒?好きだけどちょっと物足りない、後述
⑮醸し人九平次生(純米吟醸 生 ¥650)抜群に濃醇上品な酸味 ほんのり炭酸がピリッ お気に入り登録
⑯山形正宗(しぼりたて無濾過生原酒 ¥600) 好みの旨さしっかり 初回なので再確認
どれをとっても旨い酒でした。
こんなたくさんの旨い酒ばかり比べ呑み体験(有料だけど)できるところは滅多にないでしょう。新宿ならいざ知らず、小麦さんの周りにはコンビニ、ラーメン屋、ホルモン焼き屋、焼き鳥や、弁当屋があるといえばいかにも繁華街のようでけどそれぞれ1軒ずつあるだけですから、こんな寂しい所に酒呑みの極楽があるとは全く不思議な空間です。
つくづく思うので再度紹介します、 ここが極楽の入り口です→→・・・→→
この方が極楽の主 小麦菩薩です、→→・・・・・・・・→→→→→→
どうですこの柔和な慈悲深いお顔、酒好きを幸せにしてくれます、感謝感謝 合掌です。
今回のトピックス 一期一会の酒・・・ 久保田千寿生原酒5年熟成酒 久保田20周年記念の特別生原酒を-5℃で5年間貯蔵した酒、商品化のための熟成ではなく本数も僅からしく 二度と会えない超レアーもの 一期一会のお酒でした。文句なく旨い酒 円熟芳醇。お気に入りの上位に登録したいところですが二度と会えないので、思い出だけにとどめて置きましょう。こんなレアものに会えるのも小麦さんならでは、感謝感謝 こんなに旨くて安くていいの酒・・・・・紀土KID吟醸 400円 前回お気に入り登録を果たした「大吟醸 紀土KID」の吟醸版、好みの旨さだけど力強さに少し欠ける と感じたのは優秀な兄の大吟醸に比べるからかも知れない、それは酷だ。だから再評価してあげたい、何といっても吟醸でこの安さ、信じられない、こんなに安くていいの! なんて心にもない余計な心配したくなる。
そんなお酒が小麦さんにはたくさんある。ちなみに400円台の旨い酒は 十四代本丸 桃の滴 裏・我山流、まだ試してない400円台酒が5-6酒あるけどなかなか手 いや口がまわない、きっと少なくとも2-3酒は好みの味のはず、楽しみだ、早く呑みに行かなくては・・。絶妙バランス、なるほどの酒・・・・出羽の里 裏・我山流 <居酒屋専用酒>出羽の里、<国際コンテストインターナショナルワインチャレンジ清酒の部チャンピオン>裏・我山流。何このタイトル?? 呑んでみてしばらくして納得。甘からず辛からず重からず軽からず、でも結構旨味はあるから嫌いじゃない、酒らしい酒ともいえる、少なくとも最近多い端麗辛口酒よりは、でもちょっと物足りない。
あっそうか、万人、異人向けの酒か! いろんな好みの客が来る居酒屋でも大きな不満はない酒、外国人にもこれが日本酒ですといえる酒 という意味か、なるほど絶妙のバランスでうまく作ってある、感心した。意外な県の旨い酒・・・・・ 獺祭 貴 今回お気に入り登録した 獺祭と貴、産地はいづれも山口県でした。ちょっと意外な感じがしますが東洋美人という好きな酒も山口県でした(名前はチャイナドレスを連想して旨そうに見えないけどなかなかいける)。
お気に入りの秋鹿は大阪産、当神奈川県にも 天青 相模灘 丹沢山 などがある
今はいい水とやる気があればどこでも旨い酒が出来るのだ、九州を除いて、いや福岡には旨い酒がある(大手門)。
いい酒米も流通し、技術(醸造条件や設備)も昔に比べれば普遍化体系化され、経営者と技術者(杜氏)がその気になり試行すれば県によらずかなりいろいろな味の酒が作れるようになったのだな。生き物相手のかなり複雑な醸造技術もそこまで出来るようになったのか。
地方色がなくなるのは少しさびしいが旨い酒を色々作ってくれるのは楽しみだ。
今は戦後では一番旨い酒が呑める時代かもしれない。
そんな旨い酒を一同に集めてくれる小麦さんにまた感謝感謝!
今回新たなお気に入り登録酒・・・・獺祭、 雨後の月、貴、 醸し人九平次 獺祭・・・以前にも一度呑んで気に入っていた酒に小麦で再会、間違いなく好みの中心にドンピシャ、お気に入りに登録(ちなみに獺とはカワウソのことだそうです)
雨後の月・・・しっかりした旨味と適度な酸味、グイと呑むよりちびちび呑むと味が広がる、2杯目以降に呑むのに最適、最初から呑むと後の酒が頼りなくなる、味の重さ アルコール度からたくさんは呑みにくいかな?、まだ試してないが(日本酒度+5酸度1.5アルコール分18度 なるほど)。
貴・・・バランスよく深い味 ちょっと酔っていたので後日再確認 めでたく登録
醸し人九平次生・・・濃厚芳醇酸味もある ほのかに炭酸のピリッを感じるので濃い味の割にはすっきり感もあり最初の一杯でもよし続けて2-3杯もよし、お気に入りでも上位
小麦で出会ったお気に入り登録酒:くどき上手/ばくれん まんさくの花大吟醸・吟醸 紀土KID大吟醸 十四代本丸、 に加えこれで通算9酒になりました。
小麦以前からのお気に入り登録酒:秋鹿 飛露喜 十四代 田酒 天明 七重郎 我龍梅 など
お気に入りに登録する酒は何回でも呑みたくなるお酒、お酒らしい旨みの深い酒 すっきり系よりどっしり系、 結果的に日本酒度は高く酸度も高い酒が多い。 個人的独断と偏見に基づき厳正に判断する。 特に2杯目3杯目に呑んだ酒は一回呑んだだけでは決められないので後日再確認に出かけます。
1000円以上のお酒は旨くて当たり前だから改めて登録しません、ただし1000円以上でも好きでない酒に出会ったときは以後痛恨の間違いを犯さないため記録しておきます(滅多に呑むことはありませんが・・・)。お気に入りランリング (今回まで小麦で呑んだベスト5) ①醸し人九平次生 ②雨後の月 ③獺祭 ④紀土KID大吟醸 ⑤まんさくの花大吟醸 今回の逸品珍品嬉しい肴 にしんの刺身・・・珍しい 油が乗ってるけどさっぱり しゃきしゃきした歯ごたえ
あんきも・・・旬にはたっぷり食べて下さい、今日はコレステロ-ルは忘れて 旨い
本マグロの中落ち・・・たっぷりあるから口いっぱいに放り込め嬉しい とろりと旨い ¥480
初かつお・・・鹿児島産超早取れ2月の初かつお 油が乗っているきれいなピンク色 トロみたい ¥500
アサリの酒蒸し・・・身がはみ出さんばかりの大振りの貝が一杯 汁がいい味 貝と汁で2品分楽しめた ¥600
タコしゃぶ風タコぶつ・・・タコぶつを塩で食べたかったけどなかったのでタコ刺しをさっと湯通ししてくれた嬉しい贅沢なタコぶつ、塩で食べたら超辛口「ばくれん」にぴったりだった
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珍品にしんの刺身 旬のあんきもたっぷり 本マグロの中落ち 超早取れ初鰹
大振りむっちりなアサリの酒蒸し 汁でも一杯追記1 新酒考:
今回体験酒の中で好みに合わなかった酒が2酒、そのうち一酒は辛口で酸が多そうな好みの系統だったが、旨みが今ひとつ不足で、決定的には新酒特有の青臭い香りが強すぎて違和感があった(数時間前に絞ったばかりのせいかも知れない)。秋ごろひやおろしになれば新酒香もなくなり丸みがでてお気に入りの秋鹿のようになるのではないだろうか(亭主の話ではこの酒はなかなか頑固で変わらないそうですが・・・・)。
今回呑んだ酒は今の時期でもありほとんど新酒だったが、新酒が好みというわけではない。むしろ新酒の香りが強すぎるのは好きではなく、落ち着いた練れた酒が好みだが、今しか味わえない新酒の味わうのも一興。確かに今回の旨い新酒達も全体にいろんな味が自己主張してピチピチしている感じがした、若者のような酒。 これからどんな大人になっていくか興味もある。
追記2 再会が楽しみ:
小麦さんに行く度に新しい酒が入っているので全てを体験するのは大変だ! お気に入りになりそうな酒は再確認のため何回か呑みたいので、今回もまだ呑んでない気になる酒がいっぱいある。この時期しか出ないとか数に制限があるなどいつでも入手できるとは限らない酒も多いから、なくならないうちに呑まないといつ合えるか分からない。きっと小麦さん選んだのだから旨いはずだから見逃すのは惜しい。
いつ再会できるか分からない酒を気に入っても意味がないか と云うとそうではない、またいつか会えるのが楽しみになる。そんなお酒の楽しみ方が出来るのも小麦さんならではのこと、感謝感謝。
たまに会うと新鮮に感じ好感も倍増するのは人も酒も同じ、毎日顔をつき合わせていると・・・・も・・・・になるのと同じだな。 そのためにもお気に入りは何人か囲っておきたい、でも余り多くなると回りきれなくなる????(今一瞬お酒のこと忘れていた)
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第1報 2009/12/25 「生きながらに極楽を発見」の巻
私自称「酒楽人」は、お酒を楽しみのひとつにしている還暦9年生です。
酒を楽しむといっても大酒のみではなく お気に入りの旨いお酒との新たな出会い楽しみ、旨い酒をゆったりと呑める酒亭とのめぐり会いを求めている、酒を楽しむ「酒楽人です。この楽しい出会いを求める行脚はHP「趣味の家」にも載せていますが、最近小麦さんを知るに至り、行脚の必要はなくなりました。ここに来れば全てが満たされ至福の時を過ごせる極楽ですから。
七十直前にして生きながらに極楽に行き着きました。
これからは小麦さんで旨い酒との出会いを楽しみながら、小麦さんの旨い酒と肴の話題を随時発信していきます。
・・・・実はこんないい店教えたくない思いも強いのです。
カウンター席だけで10人で一杯になるので人気が出て混んできたら呑みに行けなくなる恐れがあります。でもご亭主は お客さんが増えてお酒がもっとでればもっと多くの酒を置けるというし、それは願ってもないことですし、少しはお気に入りの酒亭を自慢したい気持ちもあり、そっとページを公開してみることにしました。飛露喜 十四代 田酒 がいつでも呑める しかも安い 知る人ぞ知る3大地酒、プレミア価格も付き入手も困難で、よほどこだわりの店でなければ置いてないし、例え入れてる店でも品切れのことが珍しくありません。
そんな飛露喜 十四代 田酒 が3銘柄そろっていつでも呑めるとは驚きです。
このことだけでも小麦さんがいかに価値あるお店か分かりますが、しかもさらに驚くことにどこよりも安く呑ませてくれるのです!
最近の極め付きは、十四代(本丸)一合450円、さすがにこれは一人一合限定でしたが3日行けば3合呑める。旨い地酒が一杯 半杯でもOK 3大地酒に負けないくらい旨い あるいはもっと旨い地酒 いろんな味の地酒がたくさんあります。
世の中にはこんなにたくさん好みの旨い酒があったのか!! しかも一堂に会してるとは!
旨い酒を探して行脚していた当酒楽人としては、今までの苦労はなんだったのか と唖然とするくらいです。
更にそれらは決して高価な酒ではなく、3大地酒より安いものもがたくさんあるのだから嬉しいじゃないですか。旨いだけでも幸せなのに安いときてはとりこになり常連になるのは当然でしょう、もう小麦さんから離れられない(思い出しただけでもうほろ酔い加減)。
更に更に嬉しいことに半合でも呑ませてくれます。出来るだけ多くの旨い酒との新たな出会いを楽しみにしている酒楽人としては、こんなにたくさん旨い酒があるのだからあれもこれも呑んでみたい。でも一合づつ呑んでたら酔っ払って味が分からなくなります。そこのところを察してくれてお品書きに 半合**円 と書いている亭主の気配りが嬉しいじゃないですか。
客にお酒を楽しんでもらおう 知ってもらおうという亭主の心意気を感じます。
亭主の本音は3大地酒を呑んで貰うより、有名でなくても高くなくてこんなに旨い酒があるよ と云いたのではないでしょうか。またご亭主もそんな酒を見つけることを楽しみにもしているような気がします。
もちろん一合千円以上の高くて旨い酒もあります、ハレの場で
は大いに盛り上がるでしょうし話題にも出来るしそれもお酒の楽しみの一つですから、毎回とはいきませんが。
最近(まだ4回ですが)小麦で出会ったお気に入りの酒・・・
・ばくれん(山形)日本酒度+20 渋いと思いきやしっかり旨みがある 秋鹿に似ている 今のところNO.1
・まんさくの花(秋田) 文句なく旨い酒 また呑みたい
・紀土KID(和歌山) さすが大吟醸 上品な旨さ どんどん入っていく酒 大吟だからたまに
・九平次 文句なく旨い また呑みたい
・天青(神奈川) 4年熟成でしっかり旨い また呑みたい こんな旨い酒が我が神奈川県で出来るとは
・十四代 本丸(山形) いわずと知れた十四代 何といっても450円は驚き 本丸はたまにしか入らないの で一人一合限り もちろん旨さは上々 価格当たりの旨さの評価すればトップでしょう
・・・他にも呑んだけど、新参者なのでいろいろ呑める嬉しさでハイな状態で呑んでいたようで忘れてしまった。
今回はとりあえず顔見世で、次回から落ち着いて呑んで忘れずに紹介しましょう。
来年は小麦にある酒を全部試ししてみて(高くて旨い酒は一部だけ)お好みランキングを付けてみよう、楽しみ楽しみ!![]()
旨い肴 小麦の肴のメニューには居酒屋で良く見かける品名が並び 、洒落ていたり創作料理的な名前のものはほとんどありません。しかしどれを口にしても一味違う旨さがある、酒に合う料理をそろえ喜んでもらおうとする心意気を感じます。
これだけこだわりの酒をたくさん置いてあるのだから客は酒を呑みに来て酒の話をするのは当然ですが、肴が旨いという会話もよく飛び交います。女性客の中には熱心に作り方を訊いている方も多いし、食べるのを目的に来る人もいるでしょう。
料理への関心は酒ほどではないのでうまく伝えられないけど、料理について会話が交わされる様子はただの居酒屋を超えて、看板とおりの割烹ですね、亭主はれっきとした料理人で研究熱心な人に違いない。
印象に残っている肴の一例、 マグロの串焼き 特に目を引く名前ではないがこれが旨い そして安くてびっくり150円 次に行った時頼んだらなかった、その時々に応じたいい食材を見つけて出してくれるのだ。
時には珍しいものもある、くらげのぬた、これも見たことがあるようだけど・・・くらげってぬたにするの?そう これが珍味逸品!刺身こんにゃくみたいに薄く引いてあるくらげ 見たことないですね くらげって紐状だよね普通は これが絶妙のこりこり感 珍しくかつ旨いのでその場にいた人はつられて注文して話題沸騰でした。
もうひとつ珍味逸品、白貝の酒蒸し(?) 白貝って聞いたことないでしょう 北海道で最近取れるようになった貝らしい、6-7センチの平べったい二枚貝、北国の貝特有の旨みに加え食感が変わってる 貝なのにしゃきしゃきして、2回食べました。
もうひとつ、馬のレバ刺し、これは隣の人が食べてたけど珍しいですね、これがしゃきしゃきしておいしいんだって。
どうです、酒が一段と旨くなり楽しくなりそうでしょう。
亭主とお店・・ 店の雰囲気は亭主によりますね。
これだけ拘っていると自己主張が強く偏屈だったうるさかったりりすることも多々ありますが、ここの亭主はごらんのようにいかにも人当たりが優しい方ですのです。始めてでも安心して入れます。
お酒のことは当然よく知っているけど、訊かない限り薀蓄を押しつけることもありません(客の方がうるさい?そんなこともあるかな でも楽しい)
ご亭主一人でやっているし手抜きしない料理を作るので混んでるときは注文してから出てくるまで少し時間がかかります。
この写真で思い出しました、おいしい焼酎もありますお客・・・ 駅から遠いところでこれだけ拘ったお店ですから、はっきりいって常連さんが多いです。たまに私のように新参者が迷い込んだきてとりこになります。
まだ柄の悪い客には会ったことありません、この亭主の性格と店の雰囲気からいい人ばかりだと思います。
ほとんどが分別盛りの年齢の方で、女性も多いです、夫婦連れも来ます、酒豪も来ます、酒にうるさいおじさんも来ます。みんなここではしあわせそうです。場所・・・不便なところです、駅前にあったら連日満員でしょう、それは困るのでちょうどいい バス:小田急線湘南台駅下車 西口出口D すぐ近くの④番乗り場
綾瀬車庫行きバス(5分) 大山下車 すぐ前
タクシー:綾瀬車庫行きバスの大山バス停前の小麦、850円くらい
tel:0466-87-4285 住所:藤沢市石川1926-1
18時頃営業 定休日 水曜日![]()